2026年を迎え、昨年顕著になった「愛子天皇」を待望する声が今後どうなるか、日本社会の関心を集めています。皇室史に詳しい島田裕巳氏は、2025年の活発な公務を通して、愛子内親王が自然な形で「帝王学」を授けられているとの見方を示しており、その成果が新年の「歌会始の儀」で歌として表現されるのではないかと注目されています。
2025年1月1日、仙洞御所に入られる愛子さま
歌会始の儀とは?皇室の伝統行事
毎年新年に皇居で行われる「歌会始の儀」は、1月2日の一般参賀とともに皇室の重要な行事として広く知られています。この儀式はNHKテレビでも中継され、その年の「お題」に沿って詠まれた和歌が、天皇陛下の前で「披講(ひこう)」という独特の節回しで披露されます。歌は一般公募で選ばれた「選歌」10首、各界の功労者に依頼された「召歌」、選考委員の「選歌」、そして天皇皇后両陛下や皇族方の歌から構成されます。皇族方の歌は若い順に披露され、秋篠宮ご夫妻の後に皇后陛下の「御歌」、そして天皇陛下の「御製」で締めくくられるのが通例です。
2025年のお題「夢」と皇室の歌
2025年の歌会始のお題は「夢」でした。天皇陛下は「旅先に出会ひし子らは語りたる目見輝かせ未来の夢を」と詠まれ、地方訪問で出会った子どもたちが未来の夢を語る姿に喜びを感じられたことを表現されました。皇后陛下は「三十年へて君と訪ひたる英国の学び舎に思ふかの日々の夢」と詠み、前年6月に国賓として英国を訪問し、天皇陛下と共に34年ぶりに留学先のオックスフォード大学を訪れた際に、若き日の夢に思いを馳せた歌を披露されました。これは、美智子上皇后陛下にも見られたように、皇后陛下の役割の一つとされています。
愛子内親王殿下は4度目の歌の寄稿でしたが、1月22日の歌会始の儀には初めて参列されました。その歌は「我が友とふたたび会はむその日まで追ひかけてゆくそれぞれの夢」と、大学をご卒業された年にふさわしい内容でした。
2026年のお題「明」に込められた期待
今年の歌会始のお題は「明」です。宮内庁の説明によると、「明」の文字が歌の中に詠み込まれていればよく、「鮮明」や「文明」、「明星」といった熟語でも、「明るい」のように訓読しても問題ないとされています。愛子内親王殿下は、大学時代に平安時代末期の歌人として名高い式子内親王の和歌について研究されており、その研究を基にどのような歌を詠まれるのか、大きな注目が集まっています。
今年の歌会始、参加が予想される皇族方
愛子内親王殿下が歌会始に歌を寄せられるようになったのはご成年を迎えられてからです。その点では、今年は悠仁親王殿下も、儀式へのご参加はなくても、歌を寄せられる可能性は十分に考えられ、その内容にも注目が集まるでしょう。
今年の歌会始では、天皇皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻に加え、愛子内親王殿下と佳子内親王殿下が確実に歌を披露されると見られています。常陸宮華子妃殿下は退院直後であるため、昨年とは異なり、ご欠席の可能性もあります。一方で、三笠宮家の信子妃殿下と彬子女王殿下は、百合子妃殿下の喪が明けたためご出席が予想されます。瑶子女王殿下はこれまで一度もご出席されていません。高円家の久子妃殿下と承子女王殿下もご出席されるでしょう。
愛子内親王殿下の「明」をテーマにした歌が、皇室の未来と国民の期待にどう響くのか、その発表が待たれます。
参考文献:
- Yahoo!ニュース. (2026年1月3日). 上皇ご夫妻へ新年のあいさつのため、仙洞御所に入られる天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2025年1月1日、東京都港区[代表撮影]. https://news.yahoo.co.jp/articles/656550328f41e6ef345f65886059c82e98f72e83





