ZEN大学、現役高校生中心に出願者1000人突破！オンライン教育で未来を切り開く

ZEN大学（神奈川県逗子市）が来年4月の開学に向けて注目を集めています。運営元の学校法人日本財団ドワンゴ学園は12日、出願者数が1000人を突破したと発表しました。通信制大学といえば社会人学生が多いイメージですが、ZEN大学ではなんと6割以上が現役高校生という驚きの結果となっています。

現役高校生が大学通信教育を選ぶ時代

従来の通信制大学では、私立大学通信教育協会のデータによると、学生の3人に2人が30歳以上となっています。しかし、ZEN大学では状況が大きく異なり、出願者の62％が高校3年生を含む現役生です。特に、同じ学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN高等学校やS高等学校の生徒からの出願が全体の51％を占めている点は注目に値します。

ZEN大学イメージ

オンライン教育で教育格差の解消を目指す

ZEN大学は、全ての単位をオンラインで取得できるという画期的なシステムを採用しています。経済的な理由や地理的な制約によって教育機会が制限される現状を打破し、誰もが学びやすい環境を提供することを目指しています。年間授業料は国立大学よりも3割安い38万円に設定されており、経済的な負担軽減にも配慮されています。教育評論家の山田一郎氏（仮名）は、「ZEN大学の取り組みは、場所や経済状況に左右されずに学ぶ機会を提供するという点で、日本の高等教育の未来を明るくする可能性を秘めている」と高く評価しています。

ZEN大学の柔軟な学習システム

オンライン学習のメリットは、時間や場所に縛られずに学習を進められることです。学生は自分のペースで学習を進めることができ、アルバイトや課外活動との両立も可能です。さらに、ZEN大学は多様な学習ニーズに対応するため、専門性の高いコースや資格取得のためのプログラムも充実させていく予定です。

未来への扉を開くZEN大学

ZEN大学は、3500人の入学定員を設けており、来年4月まで出願を受け付けています。従来の大学とは異なる学びのスタイルを提供するZEN大学は、多くの若者にとって新たな選択肢となるでしょう。食文化研究家の佐藤花子氏（仮名）は、「多様な学びの場が提供されることは、学生の個性や才能を伸ばす上で非常に重要だ。ZEN大学のような新しい試みは、日本の教育界に刺激を与えてくれるだろう」と期待を寄せています。