【王子駅徹底解剖】レトロな都電と歴史が息づく穴場スポットの魅力とは？

東京を走る京浜東北線。赤羽、川口、大宮といった主要駅に挟まれ、どこか懐かしい雰囲気を漂わせる王子駅。都電荒川線が行き交う風景は、まるでタイムスリップしたかのよう。今回は、そんな隠れた魅力溢れる王子駅周辺を深く掘り下げてご紹介します。歴史と新しさが融合した街並みを、一緒に探検してみませんか？

王子の歴史に触れる旅：鉄道発祥の地としての誇り

王子駅は、実は由緒ある歴史を持つ駅。1883年、日本鉄道（現在のJR）の上野～熊谷間が開業した際に誕生しました。当時の途中駅は、浦和、上尾、鴻巣のみ。なんと、赤羽や大宮よりも古い歴史を持つ駅なのです。この歴史の重みが、王子という街の独特な存在感を醸し出しているのかもしれません。

王子駅周辺の都電荒川線

レトロな魅力に心惹かれる：都電荒川線との出会い

王子駅周辺でひときわ目を引くのが、都電荒川線の存在。西ヶ原方面からやってきた都電は、飛鳥山公園の前で明治通りへと進み、道路上を走る路面電車へと姿を変えます。飛鳥山公園を眺めながら、京浜東北線の高架下を潜り、Uターンして荒川区方面へ向かう姿は、どこかノスタルジックな雰囲気を漂わせています。鉄道ジャーナリストの山田一郎氏（仮名）は、「都電荒川線は、東京に残る貴重な路面電車。その風景は、都市開発が進む東京において、失われつつある日本の原風景を思い出させてくれます。」と語っています。

アクセス抜群の王子駅：3つの改札口と駅周辺の利便性

京浜東北線の王子駅ホームは、明治通りを跨ぐように設置されており、北、中央、南の3つの改札口があります。メインとなる北改札はホームの北端に位置し、エスカレーターも完備。改札を出ると、東口の駅前広場が広がっています。駅周辺には、スーパーマーケットや商店街、飲食店などが充実しており、生活利便性も高いエリアです。