ひろゆき氏、参院選討論会欠席候補に苦言「国を守ると言っといて逃げてるヤツは信用できねえ」

「2ちゃんねる」開設者で元管理人のひろゆきこと西村博之氏(48)が、2024年7月16日にABEMA「Abema Prime(アベプラ)」に生出演し、参院選(20日投開票)東京選挙区の全候補者による討論企画を欠席した一部候補者の姿勢に対し、疑問を呈しました。政治家としての信頼性に関わるこの発言は、多くの視聴者の注目を集めています。

西村博之氏、参院選討論会欠席候補に厳しい指摘西村博之氏、参院選討論会欠席候補に厳しい指摘

参院選東京選挙区、討論会の現状とひろゆき氏の評価

番組では、7議席を争う参院選東京選挙区の候補者32人のうち、25人がスタジオまたはリモートで出演し、外国人政策をはじめとする重要テーマについて活発な議論が繰り広げられました。

番組の終盤、進行を務める平石直之アナウンサーが、選挙期間中の討論会が増加し、報道のあり方も変化していることに触れ、ひろゆき氏に意見を求めました。ひろゆき氏はまず、参加した25人の候補者に対し「32人のうち、23人の人が(スタジオに)来てくれました」と感謝の意を表明しました。その上で、「やはりその、議論をした上で、責められたくないとか、詰められたくないことある人が多いといいます」と、欠席者の背景にある心理を推測しました。

「国を守る」発言と欠席者の整合性への疑問

ひろゆき氏の批判は、議論から逃れる候補者の姿勢に集約されました。彼は、「でも、こういうところで、逃げないでちゃんと来れる人が『国を守る』とか言えると思うんですよね。『国を守る』って言っといて逃げているヤツがどうやって守るんだよ、という話で、なので、僕は逃げているヤツは信用できねえよ、と思います」と厳しく指摘しました。この率直な発言には、スタジオから拍手が沸き起こり、多くの共感を呼びました。

平石アナウンサーも「ご都合の中で、というところもありますけどね、おっしゃる通り」と述べ、ひろゆき氏の意見に理解を示しました。このやり取りは、公の場での議論の重要性と、候補者に求められる説明責任の重さを浮き彫りにしました。

討論会参加・欠席候補者の一部

番組に出席した主な候補者には、自民党の武見敬三氏、鈴木大地氏(リモート)、立憲民主党の奥村政佳氏、国民民主党の牛田茉友氏、日本維新の会の音喜多駿氏(リモート)、公明党の川村雄大氏などがいました。

一方、主な欠席者としては、共産党の吉良よし子氏、参政党のさや氏、立憲民主党の塩村文夏氏らが挙げられます。吉良氏とさや氏はVTRでメッセージを寄せたものの、塩村氏や日本改革党の藤川広明氏、みんなでつくる党の酒井智浩氏、核融合党の桑島康文氏、西郷党の早川幹夫氏らは、司会からのプロフィール紹介に留まりました。

結論

ひろゆき氏による参院選討論会欠席候補者へのコメントは、選挙における公開討論の意義と、有権者が候補者に寄せる期待を再認識させるものです。有権者が十分な情報に基づいて投票行動を決定するためには、候補者自身が積極的に議論の場に臨み、自らの政策や考えを率直に語ることが不可欠であると、今回のひろゆき氏の発言は改めて示しています。

参考文献

  • ABEMA「Abema Prime」番組配信アーカイブ
  • Yahoo!ニュース (日刊スポーツ) 2024年7月17日配信記事