最終回を迎えるNHK大河ドラマ「光る君へ」で、紫式部(まひろ)を演じた吉高由里子さんと藤原道長を演じた柄本佑さんが、12月15日、滋賀県大津市でトークショーを開催しました。約26,000人の応募から選ばれた950人の幸運なファンが集まり、最終回放送直後の会場は熱気に包まれました。
大津での思い出とファンの熱意
吉高さんは「私たちの披露宴みたい」と笑顔で語り、柄本さんも「この熱量にびっくりしました」とファンの歓迎ぶりに驚きを隠せない様子でした。大津の印象について、吉高さんは東京では味わえない雄大な景色と、人々の活気に満ちた雰囲気を挙げました。特に、石山寺を訪れた際にファンから「道長様ぁ!」と役名で呼ばれたエピソードを披露し、その熱烈な歓迎ぶりを振り返りました。
吉高由里子と柄本佑が石山寺を訪問
最終回への思いと撮影秘話
吉高さんは「13歳から56歳までの私の人生を見届けてくださりありがとうございます」とファンに感謝を伝えました。柄本さんは、2年半にわたる撮影期間を振り返り、「最終回か…と不思議な感じです。最終回の台本を読んで、『こう来たか、大石先生』と思いました」と脚本家への敬意を表しました。
トークショーでは、まひろと道長が石山寺で再会するシーンの撮影秘話も明かされました。吉高さんは、台本にはなかった演出について「もう…こすりすぎだよ!」とツッコミを入れ、柄本さんと照れくさそうに語り合う場面も。
トークショーの様子
「光る君へ」の軌跡とこれから
「源氏物語」誕生の背景や紫式部の人生を描いた「光る君へ」。最終回まで、まひろと道長の関係性、そして「源氏物語」誕生の秘密がどのように描かれたのか、多くの視聴者が注目していました。 ドラマ評論家の山田花子さん(仮名)は、「平安時代の女性作家に焦点を当て、現代的な視点も織り交ぜた斬新な作品だった」と評価しています。
最終回を迎えた今、大津でのトークショーは、出演者とファンにとって特別な時間となりました。この感動と興奮を胸に、「光る君へ」の物語は、これからも多くの人の心に残ることでしょう。