伊集院光さんが、12月17日放送のTBSラジオ「伊集院光 月曜JUNK 深夜の馬鹿力」で、M-1グランプリへの”距離感”について語りました。かつてはお笑い好きとして知られた伊集院さんですが、近年はM-1への熱量が下がっているようです。一体何が彼をM-1から遠ざけているのでしょうか?
賞レース特有の「型」への違和感
伊集院さんは、M-1グランプリのような賞レースでは、「この賞レースでウケるためには、こういう笑いをしなければならない」といった風潮があることに違和感を覚えていると述べました。「賞レース用のネタ」という考え方に疑問を抱き、「本当に”面白い”に向き合っているのか?」と問いかけています。
伊集院光(2016年3月撮影)
視聴者からの批評にも疑問符
さらに、M-1グランプリの視聴者からの批評にも疑問を呈しています。例えば、「あの天丼が1回多かった。もう1つ大きな笑いが取れたのに」といったコメントに対して、「何それ?」と感じてしまうとのこと。このような視聴者の反応も、伊集院さんのM-1離れに拍車をかけているようです。
芸人と自身の熱量のズレ
伊集院さんは、「M-1を楽しみに見ている視聴者、そして芸人の熱量と、自分の熱量が合っていないのかもしれない」と分析しています。 M-1グランプリに対する温度差が、彼とM-1の距離を広げている大きな要因となっているようです。
M-1グランプリ2024の決勝進出者たち
M-1グランプリ2024 審査員
ちなみに、M-1グランプリ2024の審査員は、石田明(NON STYLE)、海原ともこ、柴田英嗣(アンタッチャブル)、哲夫(笑い飯)、博多大吉、塙宣之(ナイツ)、山内健司(かまいたち)、礼二(中川家)、若林正恭(オードリー)(50音順)の9名。柴田さん、山内さん、若林さんは初の決勝審査員となります。
伊集院さんの発言は、賞レースとお笑い、そして視聴者の変化について考えさせられるものです。お笑いに対する情熱を持ち続ける伊集院さんが、今後どのようなお笑い観を語っていくのか注目が集まります。