2023年に放送され、異色のタッグが話題を呼んだフジテレビ系の連続ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』が、来年1月4日にスペシャルドラマとして復活することが発表されました。敏腕芸能マネージャーからパラリーガルに転身した主人公を演じるムロツヨシ(49)が再び主役を務めますが、前作で天才肌の新人弁護士を演じた平手友梨奈(24)は今回の撮影に参加しないことが明らかになり、ファンに衝撃を与えています。一体、彼女に何があったのでしょうか。
ドラマの続編が待望される中で明らかになった平手友梨奈の不在。その背景には、彼女のプロ意識の高さと、現在の活動への専念がありました。
ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』で共演したムロツヨシと平手友梨奈
人気ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』がスペシャルで復活
『うちの弁護士は手がかかる』は、フジテレビの「金9」枠で放送され、強豪番組がひしめく中で視聴者から高い評価を得た作品です。過去のドラマパロディなども盛り込まれ、その斬新な内容が多くの視聴者の心をつかみました。
制作過程では、主演のムロツヨシが腹膜炎で緊急入院し一時休養するというハプニングもありました。しかし、早期に復帰を果たしたムロツヨシは、自身が撮影に穴を開けてしまったことに深く落ち込みながらも、ドラマ完走を支えた制作チームへの強い思い入れから、クランクアップ直後には「必ず続きを作りましょう」とスタッフに呼びかけていたといいます。この熱意が実を結び、連続ドラマ終了後すぐにスペシャルドラマや映画化の計画が進行し始めました。
平手友梨奈、続編降板の背景に「完璧主義」と「アーティスト活動専念」
しかし、2024年に入り、映画の配給会社も決まった段階で、平手友梨奈側から突然の降板申し出があったと報じられています。ムロツヨシと平手友梨奈の絶妙なアドリブと掛け合いがドラマの見どころだっただけに、彼女の不在は映画化計画だけでなく、スペシャルドラマの制作にも暗い影を落としました。
業界内では、平手友梨奈が完璧主義であり、非常にこだわりが強いことで知られています。連続ドラマの撮影時にも、度重なる遅刻や欠席があり、まさにドラマのタイトル通り「手がかかる」存在だったと関係者は語ります。スタッフは「来なくなったらどうしよう」と不安に駆られることもあったようです。天才肌の役者ゆえに、自身のタイミングで撮影を進めたいという思いがあったのかもしれませんが、連続ドラマの限られた撮影期間の中では、時に難しい局面も生じたとみられます。過去には主演映画のクランクイン直後に現場に来なくなり、撮影が中断したと報じられたこともありました。
右腕にタトゥーを公開し、圧巻のスタイルを見せる平手友梨奈
平手友梨奈にとって、続編や映画の企画が「しっくりこなかった」ことが降板の大きな理由とされています。最終的に、彼女の参加は困難と判断され、平手抜きでのスペシャルドラマ撮影が決定したとのことです。彼女は昨年9月に所属事務所を移籍して以降、今年8月にはソロアーティストとして初のワンマンライブを開催し、年末の『FNS歌謡祭2025』への出演も発表されるなど、アーティスト活動に注力しています。ドラマ降板の理由も「音楽活動に専念するため、芝居はしばらくやらない」というものでした。
ムロツヨシが新バディ木南晴夏と挑む新たな展開
自身の代表作と意気込んでいたムロツヨシは、バディの不在に悲痛な面持ちだったといいます。しかし、平手友梨奈のアーティスト活動への真摯な姿勢を間近で見てきたこともあり、その活躍を応援しているようです。
今回のスペシャルドラマでは、新たに木南晴夏(40)をバディに迎え、新たな展開が期待されています。ムロツヨシと木南晴夏の新鮮な掛け合いが、スペシャルドラマの新たな魅力となることでしょう。フジテレビは平手の出演について「制作の詳細についてはお答えしておりません」と回答し、平手の事務所からは期日までに回答はありませんでしたが、両者の道はそれぞれ輝きを増しています。
結び
『うちの弁護士は手がかかる』のスペシャルドラマは、平手友梨奈の降板という波乱を乗り越え、ムロツヨシと新バディ木南晴夏という新たな布陣で放送されます。平手友梨奈はアーティストとして、ムロツヨシは新たなパートナーと共に役者として、それぞれの道でさらなる飛躍を目指します。このスペシャルドラマが、ファンにとって新たな楽しみとなることは間違いありません。





