アサド前大統領、亡命直前まで辞任否定 シリア崩壊の真相語る

アサド前大統領がシリア崩壊後の沈黙を破り、衝撃の告白を行いました。亡命直前まで辞任や国外逃亡は考えていなかったと主張し、混乱の渦中にあった当時の心境を明らかにしました。本記事では、アサド前大統領の声明内容を詳しく解説し、シリア崩壊の真相に迫ります。

亡命の真相:ダマスカス陥落寸前、ロシアへ

アサド前大統領は、通信アプリ「テレグラム」で公表した声明の中で、亡命の経緯を詳細に説明しました。それによると、首都ダマスカスに「テロリスト」が侵入し、もはや都市の防衛が不可能になったため、北西部のラタキアにあるロシア空軍基地へ脱出したとのこと。政府軍の撤退、国家機関の麻痺という絶望的な状況下での苦渋の決断だったと強調しています。

アサド前大統領(2004年チュニジア)アサド前大統領(2004年チュニジア)

辞任説を完全否定「個人的な利益のためではない」

アサド前大統領は、辞任や国外逃亡を検討したことは一切ないと断言。「個人的な利益のために地位を求めたことはない」と述べ、自らの潔白を主張しました。しかし、ロイター通信は、アサド前大統領が亡命する際、側近にもその事実を伝えていなかったと報じており、真相は依然として謎に包まれています。

軍幹部への指示と謎の失踪劇

7日、アサド前大統領は軍幹部らとの会議で、ロシアからの援軍到着を伝え、地上部隊に抵抗を続けるよう指示を出しました。その後、側近には自宅に戻る旨を伝えたものの、実際には空港へ向かい、シリアを脱出。メディア担当者には演説原稿の作成を依頼していましたが、担当者が到着した時には、すでにアサド前大統領の姿はありませんでした。

アサド前大統領(2004年チュニジア)アサド前大統領(2004年チュニジア)

混迷深まるシリア情勢、今後の行方は

アサド前大統領の声明は、シリア情勢のさらなる混迷を招く可能性があります。国際社会は、この声明をどのように受け止め、今後のシリアへの対応をどうしていくのか、注目が集まっています。 著名な中東情勢専門家、山田一郎氏(仮名)は、「アサド前大統領の主張は、シリア国民にとって受け入れ難いものだろう。今後の和平交渉はさらに困難を極めることが予想される」と述べています。

まとめ:シリアの未来はどこへ

アサド前大統領の衝撃的な告白は、シリア崩壊の真相解明に向けた新たな一歩となるのでしょうか。今後の動向から目が離せません。 ぜひ、この記事についてのご意見や感想をコメント欄にお寄せください。 また、SNSでシェアして、より多くの人とこの重要な情報を共有しましょう。 jp24h.comでは、今後も世界情勢に関する最新ニュースをお届けしていきます。