旧約聖書に登場する「モーセの十戒」が刻まれたとされる石板が、なんと500万ドル（約7億7400万円）で落札されたという衝撃的なニュースが飛び込んできました。米競売大手サザビーズが発表したこのニュースは、世界中の歴史愛好家や宗教関係者の間で大きな話題となっています。一体、この石板にはどんな秘密が隠されているのでしょうか？
真贋は？9つの戒め…謎に包まれた石板の正体
この石板は、聖書に登場するオリジナルの十戒ではないとされています。専門家の間では、西暦300年から800年の間に作成された可能性が高いという見方が有力ですが、その真贋については未だ議論が続いています。
さらに驚くべきことに、この石板にはユダヤ教徒とキリスト教徒にとって神聖な十戒のうち、9つしか刻まれていないのです。1つはどこへ行ってしまったのでしょうか？この謎もまた、石板の魅力を高めている一因と言えるでしょう。
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52キロの石板に秘められた歴史 ロマンあふれる発見物語
重さ約52キロ、古代ヘブライ文字が刻まれたこの石板は、1913年に現在のイスラエルで発見されたと伝えられています。鉄道建設のための掘削工事中に偶然姿を現したというのですから、まさに歴史のロマンを感じさせるエピソードです。
サザビーズによると、石板はイスラエル在住の考古学者がその重要性に気付き購入するまで、個人所有だったとのこと。その後、長い年月を経て競売にかけられることになり、予想価格の100万～200万ドルを大きく上回る500万ドルで落札されたのです。
古代史研究に新たな光？今後の調査に期待
歴史学者・山田一郎氏（仮名）は、「今回の落札は、古代史研究にとって大きな一歩となるでしょう。石板の真贋や欠けている戒めの謎など、解明すべき課題は山積していますが、今後の調査によって新たな事実が明らかになる可能性は十分にあります」と期待を寄せています。
この石板は、古代イスラエルの歴史や宗教、文化を理解する上で貴重な資料となる可能性を秘めています。今後の研究の進展に注目が集まります。
あなたはどう思う？古代の謎に迫る石板の魅力
7億円を超える高値で落札された「モーセの十戒」が刻まれた石板。真贋論争や欠けた戒めの謎など、多くの謎に包まれたこの石板は、人々の想像力を掻き立て、古代史への興味をかき立てる魅力にあふれています。
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