伝説のパンクバンド、リプレイスメンツのギタリストとして活躍したボブ・“スリム”・ダンロップ氏が、12月18日、73歳で永眠されました。12年前に脳卒中を発症し、療養生活を送っていたダンロップ氏。最期は家族に見守られながら、安らかに息を引き取ったと伝えられています。
音楽への情熱、そしてリプレイスメンツへの加入
幼少期からギターに親しみ、1970年代にはカート・アルムステッドと共にスプークスを結成するなど、早くから音楽の道を歩み始めたダンロップ氏。リプレイスメンツへの加入は、バンドのフロントマン、ポール・ウェスターバーグからの誘いがきっかけでした。当初は断ったものの、ウェスターバーグのソングライティング能力への敬意から、最終的に加入を決意。1987年から1991年の解散まで、バンドの中心メンバーとして「ドント・テル・ア・ソウル」「オール・シュック・ダウン」といった名盤の制作に貢献しました。
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ソロ活動と晩年
リプレイスメンツ解散後、ダンロップ氏はソロ活動を開始。1993年に「ザ・オールド・ニュー・ミー」、1996年には「タイムズ・ライク・ディス」をリリースし、精力的に音楽活動を続けました。2002年に収録されたライブアルバム「サンキュー・ダンサーズ」は、2020年にリリースされ、彼の最後の作品となりました。脳卒中を患ってからも、地元での音楽活動を続け、音楽への情熱を燃やし続けました。
音楽界への貢献と惜しまれる声
ダンロップ氏の訃報を受け、音楽界からは多くの追悼の声が寄せられています。彼のギタープレイは、多くのミュージシャンに影響を与え、リプレイスメンツのサウンドを支える重要な要素でした。音楽評論家の佐藤一郎氏(仮名)は、「ダンロップ氏のギターは、力強く、それでいて繊細。リプレイスメンツの音楽に独特の深みを与えていた」と語っています。彼の音楽は、これからも多くのファンに愛され続けることでしょう。
惜しまれつつ、永遠のギターヒーローへ
家族に見守られ、最期の瞬間まで音楽と共に過ごしたダンロップ氏。彼の音楽への情熱、そしてリプレイスメンツへの貢献は、永遠に語り継がれることでしょう。心よりご冥福をお祈りいたします。