高市早苗内閣で、注目の閣僚となっているのが小野田紀美氏だ。特に閣議後の定例記者会見の質疑で見せる“あざやかな返し”が話題を集めている。
将来の幹部候補生に熱いエール
「小野田さんは2016年の参議院議員選挙で初当選。現在、2回の当選を重ねていますが、高市内閣で初入閣を果たしました。経済安全保障担当、外国人との秩序ある共生社会推進など多くの大臣を兼任しているため、会見では“所管外”の質問が多く飛び出しています。2022年に起こった安倍晋三元首相銃撃事件に関し、記者から気持ちの整理についてコメントを求められると《一生、つきません。以上です》とズバリ返したことなどが話題を集めました」(スポーツ紙記者、以下同)
SNS上では、小野田氏の物言いは他の大臣の事務的な答弁とは異なり、気持ちが感じられるという意見も。こうした“小野田節”はかねてより健在のようで、ネット上では過去の発言動画が改めて拡散され、注目が集まっている。そのひとつが、2021年12月17日の参議院予算委員会で行った“NHK批判”だ。
「小野田さんはNHKの報道姿勢を『日本の印象を悪くするようなことばかりしている』などと批判。さらに『テレビが言っているから本当だと思い込まない方がいい』といった呼びかけも行い、メディアリテラシーについても語っています。このほか、NHKの受信料徴収についても、放送のスクランブル化を提言。有権者が疑問に思う点をわかりやすい言葉でズバリと突いていると話題になりました」
もうひとつ注目されているのが、第2次岸田内閣で防衛大臣政務官を務めた時代の仕事だ。
「小野田さんは2022年11月13日に防衛大学校で行った訓示で、《現在、国際社会は戦後最大の試練の時を迎えています》と話し、《防衛力の中核は自衛隊員であることに変わりありません》と、将来、幹部自衛官となる若者たちに熱いエールを送っています。このほか、防衛政務官の退任式で凛としたたたずまいを見せる動画も拡散されており、若い世代からも注目されています」
高市氏は日本の憲政史上初の女性首相だが、小野田氏はネット上の一部では高市氏以上に話題を集めているようだ。今後の発言にも要注目だろう。






