旧ジャニーズ事務所所属の元ジャニーズJr.の男性2名が、ジャニー喜多川氏による性加害を訴え、米国ネバダ州の裁判所に損害賠償を求める訴訟を起こしました。彼らは、ラスベガスのホテル滞在中に喜多川氏から性被害を受けたと主張し、スマイルアップ社などに対し、総額3億ドル(日本円で約460億円)の賠償を求めています。
米国での提訴の背景
今回の訴訟は、なぜ日本でなく米国で起こされたのでしょうか? 代理人弁護士であるクリストファー・ブレナン氏は、JNNの取材に対し、ネバダ州では未成年に対する性的虐待に時効がないことを理由の一つとして挙げました。これにより、訴訟を継続的に進めることが可能になります。
また、米国では広範囲にわたる証拠開示請求が可能であることも、提訴の大きな要因となっています。日本の裁判手続きと比較して、米国ではより多くの証拠を収集し、被害の実態解明に繋げることが期待できるのです。 代理人弁護士は、「日本の文化でいう最悪のレベルのパワーハラスメント、とてつもない悪だと陪審員に判断してほしい」と述べています。
被害者2名の主張
原告である元ジャニーズJr.の飯田恭平さん(37)と田中純弥さん(43)は、ラスベガス滞在中にジャニー喜多川氏から性被害を受けたと訴えています。 彼らは長年、この経験による精神的な苦痛を抱えてきたとされ、今回の訴訟を通じて真実を明らかにし、正義を追求することを望んでいます。
元ジャニーズJr.2名の代理人弁護士
スマイルアップ社の反応
一方、被告であるスマイルアップ社は、「米国の裁判所には管轄は認められないものと考えております」との声明を発表しています。今後の裁判の行方、そして日米両国におけるジャニーズ事務所への影響は、まだ予断を許さない状況です。
今後の展開に注目
この訴訟は、日本のエンターテインメント業界における性加害問題に一石を投じる可能性があります。 ジャニーズ事務所を取り巻く状況は、今後さらに注目を集めることになるでしょう。 著名な料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「このような事件は、被害者の人生に深い傷跡を残します。業界全体が、再発防止に向けて真剣に取り組む必要があるでしょう」とコメントしています。
まとめ:日米を揺るがすジャニーズ事務所問題
元ジャニーズJr.2名による米国での巨額賠償請求訴訟は、ジャニー喜多川氏の性加害問題の深刻さを改めて浮き彫りにしました。今後の裁判の行方、そして日本のエンターテインメント業界への影響に、引き続き注目が集まります。