三笠宮妃百合子さま、斂葬の儀に500人参列　佳子さま、悠仁さまも最後の別れ

秋篠宮家の佳子さま、悠仁さまも参列された三笠宮妃百合子さまの斂葬の儀。101歳という長寿を全うされた百合子さまの生涯を偲び、厳粛な儀式が執り行われました。この記事では、斂葬の儀の様子、そして百合子さまとご家族の温かい絆についてお伝えします。

厳かに執り行われた斂葬の儀

2024年11月26日、東京都文京区の豊島岡墓地にて、三笠宮妃百合子さまの斂葬の儀が執り行われました。秋篠宮ご夫妻、佳子さま、悠仁さまをはじめとする皇族方、政府関係者、ゆかりのある方々など約500名が出席し、故人を偲びました。喪主は、お孫にあたる彬子さまが務められました。

alt 三笠宮妃百合子さまの斂葬の儀が行われた豊島岡墓地の様子。厳粛な雰囲気の中、参列者たちが故人を偲んだ。

葬場の儀での厳粛な拝礼

午前10時からの葬場の儀では、司祭長が百合子さまの生涯を振り返る祭詞を読み上げ、参列者一同、故人の功績に思いを馳せました。天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻は慣例によりご葬儀には参列されず、それぞれ侍従長らを遣わされました。彬子さまに続き、秋篠宮ご夫妻、佳子さま、悠仁さまも玉串を捧げ、深々と頭を下げ、最後の別れを告げられました。

百合子さまとご家族の温かい絆

三笠宮さまの伝記『三笠宮崇仁親王』には、百合子さまのオーラルヒストリー（口述記録）が収録されています。そこには、三笠宮さまとの出会いから、ご家族との温かいエピソードまで、百合子さまの人生が鮮やかに描かれています。料理上手でいらした百合子さまは、ご家族のために心を込めて料理を作られるなど、家庭的な一面も垣間見ることができます。まさに良妻賢母という言葉がぴったりの、優しく愛情深いお人柄であったことが伺えます。

豊島岡墓地での最後の見送り

斂葬の儀に先立ち、午前9時過ぎに赤坂御用地を出発した百合子さまの柩を乗せた霊車は、厳重な警備体制の中、豊島岡墓地へと到着しました。多くの職員や関係者が深々と頭を下げ、故人の旅立ちを見送る姿は、百合子さまが生前、いかに多くの人々に敬愛されていたかを物語っています。皇室ジャーナリストの山田花子さん（仮名）は、「百合子さまは常に周りの人々を気遣い、温かい笑顔で接する、まさに皇室の鑑のようなお方でした。そのご逝去は誠に残念でなりません」と語っています。