女優の遠野なぎこさん(45)が住む東京都豊島区の自宅マンションから女性の遺体が見つかった件について、警視庁は遺体が遠野さん本人の可能性もあるとみて、引き続き、身元の特定を進めている。捜査関係者によると「数日かかる可能性がある」という。関係者などによると依然、遠野さんとの連絡は取れていないという。
【写真あり】今年4月、映画「渇愛」舞台あいさつで摂食障害の経験を涙ながらに語る遠野なぎこさん
遠野さん宅で女性の遺体が見つかったのは3日午後。遺体の状態から死後数日が経過しているものとみられる。捜査関係者によると、遺体発見現場の状況などから事件性はないとみられる。
身元の特定にはDNA鑑定のほか、歯型、エックス線写真と生前写真の骨格比較など、さまざまな方法がある。元滋賀県警鑑識課の坂本啓一氏によると遺体の腐敗や焼却により良好なDNAの採取が難しい場合、鑑定の精度を高めるため歯型とエックス線写真など「複合的に検査する必要があり、時間がかかることもある」という。
自身のSNSへの先月27日の投稿を最後に遠野さんの消息が途絶えている状況にファンからは「遠野さんご本人でないことを祈っています」などの声が寄せられている。