豚コレラ対策費4億円 栃木県が追加補正、生産者ら厳戒

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豚コレラ対策の研修会で生産者らが注意点などを確認した=27日、宇都宮市平出町の県土地改良会館
豚コレラ対策の研修会で生産者らが注意点などを確認した=27日、宇都宮市平出町の県土地改良会館

 養豚場での感染確認が関東地方まで広がった豚コレラをめぐり、栃木県は27日、対策費として4億788万円を計上する追加補正予算案を発表した。開会中の9月定例議会に提案し、養豚場への防護策の設置補助や、ウイルスを媒介する野生イノシシの捕獲強化などを進める。

 対策費の内訳は、養豚場に出入りする車両に消毒液を噴霧するゲートの設置支援事業に1億2400万円。県畜産協会を通じ、設置費の半額以内を補助する。また豚舎へのイノシシ侵入を防ぐ柵の設置支援事業は2億2444万円で、独立行政法人農畜産業振興機構が半額、県が4分の1を補助。いずれも県内全124養豚場に適用する。

 一方、野生イノシシの捕獲は県南西部に的を絞って強化する。感染が確認された埼玉県からのイノシシの進入や、長野県から群馬県経由での移動を想定。箱わなやくくりわなを日光、鹿沼、佐野、足利、栃木、小山各市と野木町に配布し、年間計5千頭程度の捕獲を6千頭に増やしてもらう。事業費は4400万円。このほか消毒に使う消石灰の配布や捕獲したイノシシの検査費も盛り込んだ。

 豚コレラ感染は昨年9月に確認されて以来、中部地方に集中していたが、今月に入り埼玉県と長野県でも見つかった。養豚数約40万頭で出荷額が全国8位の栃木県でも危機感がにわかに高まっている。

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