尖閣接近、中露が「調整」 空自機の対応複雑に

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尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島(鈴木健児撮影、海上自衛隊の哨戒機P-3Cから) 
尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島(鈴木健児撮影、海上自衛隊の哨戒機P-3Cから) 

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺をめぐる中露両軍爆撃機の動きについて、日本政府は現場の暴走ではなく、中露両政府のコントロール下で行われた軍事的挑発だったと分析している。

 政府が注目するのは、中露爆撃機が北緯27度線周辺で尖閣諸島に向けた針路から同時に外れた点だ。自衛隊と中国軍は、尖閣諸島周辺では27度線を暗黙の境界線としているとされ、中国軍は27度線を突破して南下する挑発行動を抑制しているという。露軍機は27度線から南下したが、中国軍機は通常通りの飛行パターンを示した。

 また、中国軍機が黄海、露軍機は日本海からそれぞれ飛来し、竹島(島根県隠岐の島町)周辺の上空で合流した。全く異なる方向から合流地点に到達したことは、両政府が綿密に調整した上で一連の飛行を行ったことをうかがわせた。

 27度線周辺で中露軍機が正反対の方向へ分かれた行動は、自衛隊の対応をより複雑にするリスクもあった。防衛省関係者は「二手に分かれた上で再び尖閣に向かわれていれば、空自機による警告射撃で(向かい合った)味方機を攻撃してしまう恐れもあった」と語った。(杉本康士)

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