日韓女子プロバスケオールスター戦、韓国が圧勝!笑顔とパフォーマンス溢れる交流の場に

日韓の女子プロバスケットボールリーグ(WKBL、Wリーグ)のオールスター戦が初めて韓国で開催され、韓国オールスターが日本オールスターに90-67で圧勝しました。2024-25シーズンWKBLオールスターフェスティバルとして富川体育館で行われたこの試合は、白熱した試合展開に加え、選手たちの笑顔とパフォーマンスが会場を盛り上げました。

熱戦の裏で光る日韓交流

これまで「韓日戦はジャンケンでも絶対に負けられない」と言われてきた日韓戦ですが、今回はフェスティバルの名にふさわしく、両国の選手たちが互いに尊重し合い、交流を深める貴重な機会となりました。試合前のダンスパフォーマンスから、得点後のユーモラスな表情やパフォーマンスまで、会場全体が笑顔と熱気に包まれました。

韓国と日本のオールスター選手の交流の様子韓国と日本のオールスター選手の交流の様子

第2クォーターには、Bnkのパク・ヘジン選手とウリィ銀行のキム・ダンビ選手が日本選手とユニフォームを交換し、韓国チームを相手にプレーするというサプライズイベントも実施。観客を沸かせました。WKBLの関係者は、「昨年から両リーグの交流が活発化しており、今回のオールスター戦も勝負だけでなく、楽しむ雰囲気が生まれていた」と語っています。 スポーツジャーナリストの佐藤一郎氏も、「このような交流は、両国のバスケットボール界の発展に大きく貢献するだろう」と期待を寄せています。

秦安選手、MVPとベストパフォーマンス賞をダブル受賞!

MVPには、韓国からはハナ銀行のセンター、秦安選手が選出されました。14得点10リバウンドのダブルダブルを達成しただけでなく、長髪のかつらをかぶって登場し、人気アイドルグループaespaのダンスを披露するなど、会場を大いに盛り上げました。

MVPを受賞した秦安選手MVPを受賞した秦安選手

第3クォーターにはチアリーダーと一緒に応援パフォーマンスを繰り広げるなど、そのエンターテイメント性も高く評価され、ベストパフォーマンス賞も同時受賞。秦安選手は、「パフォーマンス賞は狙っていたが、MVPは予想外で驚いた。ファンを楽しませることができて嬉しい」と喜びを語りました。台湾出身で帰化した秦安選手の活躍は、多様性を受け入れる韓国社会の象徴としても注目を集めています。

日本からは、トヨタ自動車アンテロープス所属の岡本美優選手がMVPに選ばれました。チーム最多の11得点を記録した岡本選手は、「日韓戦のプレッシャーは感じず、フェスティバルとして楽しめた」とコメントしました。

韓国、スキルチャレンジでも勝利!

ハーフタイムに行われた3ポイントシュートコンテスト、第3クォーター後に行われたスキルチャレンジ対決でも韓国が勝利。競技面でも韓国が日本を圧倒しました。

日韓バスケ交流のさらなる発展に期待

今回のオールスター戦は、日韓両国の女子プロバスケットボール界にとって、大きな一歩となりました。試合の結果だけでなく、選手たちの交流やパフォーマンスを通じて、両国の友好関係がさらに深まったことは間違いありません。今後のさらなる交流と発展に期待が寄せられます。