「邪悪な勢力」打倒へ決意 イランなど念頭か イスラエル首相


 敵対勢力打倒を目指す決意を改めて表明した。AFP通信が報じた。

 ネタニヤフ氏の発言は、イスラム教シーア派国家イランや、それに連帯するイスラム組織ハマスなど、敵対する勢力を念頭に置いたものとみられる。同氏は「イスラエルとの和平を望むすべての人々との和平をわれわれも希求するが、唯一のユダヤ人国家(イスラエル)を守るために必要なら、何であれやる」とも主張した。

 AFPによると、イスラエルには人口の2%弱に当たる約18万5000人、パレスチナ側にも約4万7000人のキリスト教徒がいる。パレスチナ通信によれば、イスラエルとハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ北部ガザ市のキリスト教会で24日、クリスマスミサが行われ、参加者は「攻撃の終了と平和の回復」を祈った。

 だが、ガザの停戦交渉は大きく進展していないもようだ。イスラエル首相府は24日、仲介国カタール入りしていたイスラエル代表団が「内々の協議」のため帰国すると発表した。ただ、カタールでの協議は「意義があった」としている。

 報道によると、カタール外務省報道官は「停戦合意を追求するため、すべてのドアを開いた状態にする」と語り、妥結に向け手を尽くす考えを示した。 



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