冬は寒さで血管が収縮し、血圧が上がりやすい季節。年末年始の暴飲暴食も重なり、高血圧が気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、高血圧専門医の渡辺尚彦先生監修のもと、日々の食事で手軽に血圧対策ができるレシピや食材をご紹介します。美味しく食べて健康を維持する秘訣を、一緒に探ってみましょう!
血圧上昇のメカニズムと危険性
血圧とは、心臓が血液を全身に送り出す際に血管にかかる圧力のこと。高血圧は、この圧力が高い状態が続くことを指します。放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まります。高血圧は自覚症状が少ないため、日々の血圧管理と適切な食生活が重要です。
高血圧専門医・循環器専門医の渡辺尚彦氏
食事で血圧を下げる!おすすめ食材と簡単レシピ
海藻パワーで血圧コントロール!
海藻は、血圧を下げるカリウムや、血管の健康を保つアルギン酸、食物繊維が豊富。わかめ、昆布、ひじきなど、様々な種類を毎日の食事に取り入れてみましょう。
簡単レシピ:わかめと豆腐の味噌汁
- だし汁に、食べやすい大きさに切った豆腐と乾燥わかめを加える。
- 味噌を溶き入れ、火を止める。お好みでネギや生姜を添えても◎。
大豆製品で血圧対策!
大豆に含まれるイソフラボンは、血圧を下げる効果が期待できます。豆腐、納豆、味噌など、様々な大豆製品を活用しましょう。
簡単レシピ:ひじきと大豆の煮物
- 乾燥ひじきを水で戻し、大豆の水煮と一緒に煮汁で煮る。
- 醤油、砂糖、みりんで味を調える。
納豆の賢い食べ方
納豆に含まれるナットウキナーゼは、血液をサラサラにする効果があります。しかし、付属のタレは塩分が多いので、からしだけで食べるのがおすすめです。
管理栄養士・佐藤恵さんのアドバイス: 「納豆は、夜食べるのがおすすめです。ナットウキナーゼは、睡眠中に血栓ができやすい時間帯に効果を発揮するため、夜に食べることでより効果的に血栓予防ができます。」
外食時の賢い選択
外食が多い方は、メニュー選びにも工夫を。例えば、ランチには海藻サラダ、居酒屋では冷奴など、手軽に食べられるメニューを選びましょう。
まとめ:毎日の食事で血圧をコントロール!
高血圧対策には、減塩に加えて、血圧を下げる効果が期待できる食材を積極的に摂ることが大切です。ご紹介した食材やレシピを参考に、毎日の食事で美味しく健康管理をしていきましょう。ぜひ、ご自身の食生活を見直してみてください。