自民党は2日午前、北朝鮮による弾道ミサイル2発の発射を受け、党本部で北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部(本部長・二階俊博幹事長)の会合を開いた。二階氏は「前回の発射から1カ月もたっていない。断じて許すことはできない」と述べた。尾身朝子外務政務官は、中国・北京の外交ルートを通じて北朝鮮側に厳重抗議したと報告した。
二階氏は「政府は『米国や韓国と緊密な連携』というが、この1カ月間どう連携してきたのか」と指摘。「発射の兆候など事前に把握できるレベルなのか。その情報を基に北朝鮮にどんな圧力をかけたのか。国民にどのような手段で危機を伝えてきたのか。さまざまな疑問を国民は抱いている」と述べ、政府側に適切な対応を促した。