国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の中止問題を巡り、トリエンナーレ実行委員会の会長代行を務める名古屋市の河村たかし市長は2日、記者団の取材に応じ、9日午後4時から1時間程度、不自由展再開に向け県が設置した検討委員会のヒアリングを市役所で受けると表明した。市の顧問弁護士が同席し、報道陣に公開する。
同実行委会長で愛知県の大村秀章知事に展示内容などの説明を求めた公開質問状に対し、4日午前までに回答しなければ、市が負担する開催費用のうち未執行分の支払いの留保を検討するとの文書を2日に提出したとも話した。
検討委は、河村市長へのヒアリング結果などを踏まえ、最終報告をまとめる。