松本人志氏、沈黙破りついに“独白”も…批判殺到の真相とは?

松本人志氏が、週刊文春の報道に端を発した騒動後、ついに沈黙を破りました。しかし、その舞台は記者会見ではなく、元デイリースポーツ記者・中西正男氏によるインタビュー記事という形。今回は、このインタビュー記事の内容と、それを取り巻く様々な反応について掘り下げていきます。

松本氏の“独白”、その真意はどこに?

Yahoo!ニュースに掲載された『松本人志が語る今の思い。そして見据える今後』というタイトルの記事。そこには、騒動後の松本氏の心境が語られていました。しかし、世間が注目する女性問題への言及はなく、給与減へのショックや新番組『ダウンタウンチャンネル』への意気込みなどが中心でした。まるで“独白”のような内容に、真意を図りかねる読者も多いのではないでしょうか。

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中西氏と吉本興業の蜜月関係

中西氏は過去にも多くの吉本興業所属芸人をインタビューしており、両者の関係は深いとされています。今回のインタビューも、吉本興業側が中西氏に依頼した可能性が考えられます。編集権を持たない週刊誌のインタビューとは異なり、信頼できるパートナーに語らせることで、情報をコントロールする狙いがあったのかもしれません。芸能ジャーナリズムに詳しいA氏(仮名)は、「吉本興業にとって中西氏は、都合の良い情報を発信してくれる貴重な存在」と指摘しています。

批判殺到!中西氏への厳しい声

しかし、このインタビュー記事には批判が殺到しています。中西氏へのインタビュー内容や姿勢に対する疑問の声、そして「PR記事ではないか」という厳しい意見も。ジャーナリストの松谷創一郎氏も、インタビュー形式でありながらツッコミがない点を指摘し、「ジャーナリストではない」と批判しています。

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ジャーナリストとしての責任

コラムニストの町山智浩氏は、問題となっている女性への言及がない点を指摘し、インタビュアーとしての役割を果たしていないと疑問を呈しています。また、ライターの田幸和歌子氏も、会見を開いていない人物へのインタビューとしては違和感があると指摘。これに対し、中西氏本人が反論するなど、波紋が広がっています。B大学メディア論教授のC氏(仮名)は、「ジャーナリストであれば、読者の知りたい情報を引き出す責任がある」と述べています。

松本氏の狙いと中西氏の苦境

松本氏にとっては、自身の主張を世間に発信する機会となった今回のインタビュー。しかし、中西氏にとっては、“記者”としての評価を下げる結果となってしまったかもしれません。今回の騒動は、芸能界とメディアの関係性、そしてジャーナリズムのあり方を問うものとなっています。