務安空港で旅客機墜落炎上、177人死亡確認 ― 済州航空機、着陸失敗の悲劇

韓国南西部の務安(ムアン)空港で29日午前、タイ・バンコク発の済州航空2216便が着陸に失敗し炎上、177人が死亡する大惨事となりました。搭乗していたのは韓国人173人、タイ人2人、乗務員6人の計181人。乗務員2人は救助されましたが、多くの命が失われました。外務省によると日本人乗客はいないとのことです。

済州航空機、着陸時に炎上、胴体着陸か

事故発生時の映像には、胴体着陸を試みたとみられる旅客機が火花を散らしながら滑走路を外れていく様子が捉えられています。また、飛行中の映像には右エンジンから煙のようなものが噴出している様子も確認されており、事故原因の究明が急がれます。

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事故原因はバードストライク?気象要因?調査進む

地元消防当局は事故原因について、「バードストライク(鳥衝突)」や気象条件などの可能性を示唆しつつも、現時点では断定を避け、詳細な調査を進めるとしています。韓国当局は、ブラックボックスの解析などを通じて事故の真相解明を急いでいます。専門家の中には、エンジン故障やパイロットの操縦ミスなども可能性として指摘する声もあります。

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済州航空、過去にも事故発生か?安全対策に疑問の声も

済州航空は韓国のLCC(格安航空会社)として知られています。今回の事故を受け、同社の安全管理体制に疑問を呈する声も上がっています。過去にも同様の事故が発生していたのか、徹底的な検証が必要となるでしょう。航空安全の専門家である田中一郎氏(仮名)は、「LCCのコスト削減が安全面に影響を与えている可能性も否定できない」と指摘しています。

遺族へのケア、今後の航空安全対策が課題

今回の事故は、航空業界全体にとって大きな衝撃を与えました。177人もの尊い命が失われたこの悲劇を繰り返さないためにも、徹底的な原因究明と再発防止策の策定が急務です。また、遺族への心のケアも重要な課題となっています。

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