海老名市の住宅で痛ましい事件が発生。3人の子どもが死亡し、母親も意識不明の重体となっています。この記事では、事件の概要、警察の発表、そして相談窓口の情報をお伝えします。
海老名市で一家心中か、3人の子どもが死亡
2024年12月29日午後10時55分頃、神奈川県海老名市国分南3丁目にある住宅で、父親から「子供3人が頭から出血してぐったりしている」と119番通報がありました。
救急車が現場に駆けつける様子
県警海老名署によると、死亡したのは中学3年生の長女・林莉子さん(15)、中学1年生の次女・茉子さん(13)、そして小学4年生の長男・怜生くん(9)の3人。3人とも搬送先の病院で死亡が確認されました。母親も頭部に重傷を負い、意識不明の重体となっています。警察は母親の回復を待ち、事情を聴く方針です。
事件の状況と警察の捜査
消防によると、次女と長男は2階の同じ部屋で、長女は別の部屋で、それぞれ床に倒れていたとのこと。長女と長男には頭部に外傷が見られました。父親が帰宅した際、母親がロープで首をつろうとしていたとの情報もあり、警察は一家心中の可能性も含めて捜査を進めています。住宅内には荒らされた形跡はなかったということです。
一家は子ども3人と両親の5人暮らしで、2世帯住宅の2階部分に住んでいました。1階には親族が住んでいるとのことです。近隣住民への聞き込みも進められており、事件に至った経緯の解明が急がれています。
母親の意識不明、動機の解明はこれから
母親は現在も意識不明の重体であり、事件の動機や詳細な状況は未だ不明です。警察は、家族間のトラブルや経済的な問題など、様々な可能性を視野に入れて捜査を進めています。今後の捜査の進展が待たれます。
悩みを抱えている方へ、相談窓口のご紹介
今回の事件のように、心に深い闇を抱え、出口が見えなくなってしまうこともあるかもしれません。しかし、一人で抱え込まずに、まずは相談してみることが大切です。以下に、いくつかの相談窓口をご紹介します。
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#いのちSOS: 生きることに疲れた、誰にも相談できない、など、様々な悩みに寄り添い、支援策を一緒に考えてくれます。
- 0120-061-338 (月・木、金曜は24時間、火・水・土・日曜は午前6時~翌午前0時)
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いのちの電話: 自殺を考えている人のための相談窓口です。研修を受けたボランティアが対応します。
- 0570-783-556 (ナビダイヤル、午前10時~午後10時)
- 0120-783-556 (フリーダイヤル、午後4時~午後9時)
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まもろうよ こころ: LINEやチャットで相談できる団体を紹介する厚生労働省のサイトです。自分に合った団体を探せます。
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こころの悩みSOS: 悩みを抱えた当事者や支援者への情報提供、相談機関を紹介する毎日新聞の特設ページです。
一人で悩まず、まずは相談してみましょう。あなたの力になれる人がきっといます。