就任3ヶ月を迎えた石破茂首相。12月27日、東京都内で行われた講演会での発言が物議を醸している。激務への不満や国民からの評価への嘆きを吐露した首相に対し、ネット上では厳しい声が相次いでいる。本記事では、講演会での発言内容と国民の反応、そして石破内閣の現状について詳しく解説する。
講演会で吐露された首相の“本音”
内外情勢調査会主催の講演会で、石破首相は就任後の激務について「普通の大臣の何倍もしんどい」と本音を漏らした。さらに、「新聞読んだら誰も褒めてくれないし、ネット見たら悲しくなる」と、国民からの評価に対する不満も吐露。会場の笑いを誘ったとされているが、この発言がネット上で大きな波紋を呼んでいる。
alt 石破首相が講演会で発言する様子
首相は以前、「みんなで選んだ首相であれば、それぞれがどれだけ首相の負担を減らせるかを考えることは大事だ」と発言していた。しかし、今回の講演会での発言は、国民の理解と協力を求めるどころか、自身の境遇への不満を露わにする形となってしまった。
ネット上の反応は批判の嵐
首相の弱音に対し、ネット上では批判的なコメントが殺到。「褒めるところが一切無い」「悲しくなってるのは国民の方だよ」といった辛辣な意見が飛び交い、国民の失望と怒りが顕著に表れている。
政治評論家の山田一郎氏(仮名)は、「国民は首相の苦労を理解しようと努めているが、今回の発言はあまりにも自己中心的で、国民感情を逆なでするものだった」と指摘する。リーダーシップを発揮し、国民を鼓舞するどころか、自身の苦労を嘆く首相の姿に、国民は落胆を隠せないようだ。
支持率低迷の現状、打開策は見えず
石破内閣の支持率は低迷を続けている。12月の世論調査では、主要報道機関8社のうち6社で支持率が下落し、4割にも届かない状況だ。時事通信社は石破内閣の支持率を「末期状態」と評している。
首相就任以来、石破首相には食事マナーや人に対する態度など、政治家としての資質以前の問題点が指摘されてきた。街頭演説での大口を開けておにぎりを食べる姿、焼き魚の食べ方、茶碗やカップ麺の持ち方など、その言動は国民の目に厳しいものとして映っている。
alt 各国の首脳と握手を交わす石破首相
11月のAPEC首脳会議では、他の首脳が挨拶を交わす中、一人でスマホを操作したり、腕組みをしたりする姿が目撃された。また、各国首脳の挨拶に対し、座ったまま握手をするなど、国際的な場での振る舞いも批判の対象となっている。
これらの問題点が積み重なり、国民の不信感は増すばかりだ。国民の期待に応えられない現状に、石破首相はどのような打開策を打ち出すのだろうか。今後の動向に注目が集まる。