山本譲司氏、参院選東京選挙区で福祉改革と消費税廃止を訴え

元衆議院議員の山本譲司氏が参議院選挙東京選挙区の街頭演説を実施。過去の経験から福祉改革を強く訴え、経済再生の要として消費税廃止を公約に掲げ、有権者の注目を集めている。

山本譲司氏が東京都八王子市で行った参院選街頭演説の様子山本譲司氏が東京都八王子市で行った参院選街頭演説の様子

福祉現場の経験と経済再生への提言

山本譲司氏は、衆院議員時代の秘書給与詐取による服役後、20年以上にわたり福祉現場で活動してきた自身の経験を強調。現在の日本の福祉制度が「ボロボロ」でセーフティーネットとして機能していないと指摘した。特に、生産性重視の政策が障害者福祉や高齢者福祉を困難に陥らせ、介護殺人といった悲劇まで引き起こしている現状を厳しく批判し、「このような福祉を必ずつくり変えてみせる」と力説した。経済についても、30年以上続く日本の不況は先進国では異例だと述べ、生活困窮者や障害者、その家族が深刻な影響を受けていると強調。日本のGDPの55%を占める個人消費の活性化が経済再生の鍵であるとし、「まず消費税を廃止する」ことで、日本経済全体の底上げを図る方針を明言した。(JR八王子駅前での演説より)

参議院選挙東京選挙区の立候補者一覧

今回の参議院選挙東京選挙区には、吉良佳子(共産)、山本譲司(れいわ)、吉永藍(無所属)、土居賢真(無所属)、藤川広明(諸派)、西美友加(社民)、小坂英二(保守)、さや(参政)、峰島侑也(諸派)、武見敬三(自民)、奥村政佳(立民)、牛田茉友(国民)、酒井智浩(みんな)、福村康広(諸派)、桑島康文(諸派)、渋谷莉孔(諸派)、奥村祥大(国民)、吉田綾(諸派)、鈴木大地(自民)、塩村文夏(立民)、吉沢恵理(無所属)、市川たけしま(諸派)、川村雄大(公明)、音喜多駿(維新)、平野雨龍(無所属)、山尾志桜里(無所属)、千葉均(諸派)、増田昇(無所属)、辻健太郎(諸派)、早川幹夫(諸派)、石丸幸人(諸派)、高橋健司(無所属)の32氏が立候補している。

結論

山本氏の訴えは、長引く不況と機能不全に陥った福祉制度という、日本の喫緊の課題に焦点を当てている。参議院選挙における彼の公約は、有権者に新たな選択肢を提示すると共に、今後の日本の社会と経済のあり方を深く考えるきっかけとなるだろう。

出典

Yahoo!ニュース