ラーメン二郎系の人気チェーン店「ラーメン豚山」で、トッピング「全マシ」の提供量をめぐる騒動が勃発。SNS上での告発を受け、豚山側が公式X(旧Twitter)で反論、真実は「全マシマシ」注文だったと説明し、誤解の払拭に努めています。
全マシ提供量の違いを訴えるSNS投稿が波紋
2024年12月30日、あるユーザーがXに投稿した「ラーメン豚山 荻窪店」での体験談が、大きな波紋を呼びました。投稿者は、自身が注文した「全マシ」の量が、他の客と比べて異常に多かったと主張。通常の量と比較した写真も掲載され、ネット上では「不公平だ」「意図的な差があるのでは?」といった憶測が飛び交いました。
altラーメン豚山荻窪店で提供された「全マシ」ラーメンの写真。山盛りのトッピングが目を引く。
豚山側が公式Xで反論、従業員ヒアリングと店内カメラで事実確認
騒動を受け、ラーメン豚山は12月31日、公式Xで当該投稿に直接言及。「従業員へのヒアリングと店内カメラの映像確認を実施した結果、投稿内容は事実と異なることが判明しました」と発表しました。
真実は「全マシマシ」注文? 豚山側が経緯を説明
豚山側によると、投稿者は実際には「全マシマシ」を注文していたとのこと。「全マシマシ」は「全マシ」よりもさらにトッピングを増量する注文方法です。店員は「量が多いですが大丈夫ですか?」と確認した上で提供し、さらに「もっと盛って」という要望にも応じたといいます。
altラーメン豚山の公式Xアカウントのスクリーンショット。全マシ騒動に関する説明が掲載されている。
今後の対応と顧客への呼びかけ
ラーメン豚山は、「今回の件で、お客様や店舗に誤解を与えてしまい大変申し訳ございません」と謝罪。今後も美味しいラーメンと誠意あるサービスの提供に努めるとともに、公式アカウントへの問い合わせを呼びかけています。
専門家の見解:SNS時代の情報拡散と企業対応の重要性
飲食店経営コンサルタントの山田太郎氏(仮名)は、「SNS時代においては、情報が瞬時に拡散し、企業イメージに大きな影響を与える可能性があります。今回のケースでは、豚山側が迅速に事実関係を調査し、公式見解を発表したことが重要でした。誤解を解き、風評被害を抑えるためには、透明性のある情報公開と誠実な対応が不可欠です」と指摘しています。
まとめ:誤解が生じた今回の騒動、改めて正確な情報確認の重要性を示唆
今回のラーメン豚山の「全マシ」騒動は、SNSにおける情報拡散の速さと影響力の大きさを改めて示す事例となりました。一方的な情報に惑わされず、正確な情報を確認することの重要性を改めて認識させられる出来事と言えるでしょう。