2025年7月18日に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、日本の映画館に前例のない熱狂をもたらしています。平日の朝にもかかわらず、全国各地の劇場ではグッズを求める長蛇の列が発生し、午前中から多くの商品が完売する異常事態となりました。この現象は、ファンから「映画館が『鬼滅』専用になってる」「朝イチで来たのに、もう売り切れ」といった驚きの声が上がるほど、その圧倒的な人気ぶりを改めて証明しています。
公開初日、映画館に起こった「異常事態」
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の公開初日、通常では考えられない光景が全国の映画館で繰り広げられました。平日の朝にもかかわらず、多くの劇場がこれまでにない混雑に見舞われ、物販エリアにはグッズを求める熱心なファンの長蛇の列が形成されたのです。「いつもガラガラの劇場がごった返しててグッズ買う列もすごくて『鬼滅』やっぱりケタ違い」というファンの声は、まさにその状況を物語っています。筆者も東京・109シネマズ二子玉川にて朝8時の回を鑑賞するため現地に到着した際、物販エリアに形成された長大な列を目の当たりにし、その人気ぶりに驚きを隠せませんでした。
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の公式キービジュアル。本作への期待感を高めるビジュアルイメージ。
驚異的な「グッズ完売」スピード
今回の『無限城編 第一章』では、本編への期待に加え、劇場限定グッズにも熱い視線が注がれていました。公式ホームページで発表されたグッズラインナップは、70点を超える圧倒的な充実ぶりを誇り、ファンの購買意欲を強く刺激。しかし、公開初日の朝を迎えると、その需要は供給をはるかに上回る形で顕在化しました。
「ムービーチケット風コレクションカード(ランダム22種)」(500円)や「ゆらふわみにぬいぐるみ」(1800円)をはじめ、「ミニ屏風」(900円)、「ランダム缶バッジ(全13種)」(500円)、「リバーシブルアイマスク」(1500円)など、多岐にわたる人気商品が、朝から昼にかけて次々と完売報告がSNS上に上がりました。特に、竈門炭治郎と冨岡義勇の「てちてちスタンドセット」(1800円)は、各地で品薄状態となり、その人気が際立っていました。
劇場側の対応とファンの声
このような予想を超える混雑に対し、一部の劇場では対応策を講じていました。パンフレットとグッズの販売列を分離するなど、少しでも混雑を緩和しようとする姿勢が見られましたが、「売店とグッズ買うところエグい列できてる」という状況は各地で報告され続けました。
実際にグッズ購入に挑戦したファンからは、成功と失敗の明暗が分かれた体験談が数多く寄せられています。「とりあえず欲しいの全部買えた」「欲しいの買えたので満足」という安堵の声が聞かれる一方で、完売に遭遇したファンからは悲痛な叫びが相次ぎました。「朝イチで来たのに鬼滅グッズのひとつがもう完売」「始業前に寄って鬼滅パンフだけ買ってきたんですけどもうグッズ完売出てる」といった報告からは、開館直後の早い時間帯に訪れても、人気のグッズを手に入れるのが困難であった現実が浮き彫りになっています。
公開初日から早くも見せつけた『鬼滅の刃』の圧倒的な人気ぶりは、平日の朝から映画館を「鬼滅専用」状態にしてしまうほどの熱狂を生み出し、改めてこの作品が日本社会において「社会現象級」の影響力を持つことを証明しました。今後の上映期間においても同様の混雑が予想されるため、グッズの補充状況や劇場側の対応にも引き続き注目が集まることでしょう。
参考資料
- マグミクス編集部 (2025年7月18日). 『恐るべし『鬼滅』人気』. Yahoo!ニュース. https://news.yahoo.co.jp/articles/c84b5d65e581109bb07ff551fc0469d257e8fdd0