2024年の大みそかに放送された『第75回NHK紅白歌合戦』で、歌手の氷川きよしが2年ぶりの出場を果たした。
【画像あり】『紅白』出演を報告した“お肌ツヤツヤ”の氷川きよし
氷川は特別企画として、2003年に発表した『白雲の城』を披露。その熱唱ぶりは大きな話題となった。
「2022年末の『紅白』をもって活動休止に入った氷川さんですが、その際、ステージで『また必ず帰ってきます』と宣言していました。2024年8月、約1年8カ月ぶりに歌手活動を再開し、復帰後初となった今回の『紅白』に、氷川さんは袴姿で登場しました。
堂々たる“こぶし”も見せた圧巻の歌唱後に、氷川さんは『これからもこの命ある限り、歌っていきたいと思います。みなさん、よろしくお願いいたします』と決意を述べていました」(スポーツ紙記者)
氷川の熱唱に胸を打たれた視聴者は多かったようで、称賛の声が相次いだ。また、Xでは《氷川きよしさん歌唱時のように歌い手と歌が主役のステージ演出でいい》《余分なもの一切廃して圧倒的な歌唱力一本で勝負してきた氷川きよし!》《シンプルに歌を聴きたい。氷川きよしは流石の歌唱力と魂のこもった歌声で圧巻だったなと》といった声が聞かれるなど、ステージ演出を評価する視聴者も多かったようだ。
芸能記者は今回の『紅白』を振り返り、こう話す。
「氷川さんの歌唱時には真っ暗なステージが用意され、演出は雲海や雪を思わせる白いスモークと、歌詞にも出てくる月の映像のみ、というシンプルな構成でした。しかし、それが氷川さんの歌唱力をよりいっそう際立たせていたと思います。
ほかにも、坂本冬美さんや石川さゆりさんが見せた、被災地の能登半島への思いを込めた歌唱は“演歌の力”を感じさせるものでした。
一方で、山内惠介さんの“芸人コラボ”や水森かおりさんのドミノチャレンジ、さらには毎年恒例の三山ひろしさんのけん玉世界記録挑戦など、“イロモノ”のような演出が多かったのも事実。
それらと比べ、氷川さんのステージでじっくり歌を聞けた、と感じる視聴者がいるのも当然でしょう」
現在は「KIINA.」の名義でも活動している氷川。“本気の演歌”を、もっとテレビで観たいものだ。