新年早々、明石家さんまさんと木村拓哉さんの共演が話題を呼んでいます。1月1日放送の『さんタク』(フジテレビ系)で、さんまさんが木村さんに送った「事務所を背負うな」というアドバイスが、様々な憶測を呼んでいるのです。一体何が語られたのか、そして視聴者の反応は?この記事では、番組でのやりとりを詳しく解説し、その真意に迫ります。
さんまの助言:事務所を背負うな?
番組冒頭、さんまさんは「背負うものが多い」と切り出し、自身も吉本興業を背負ってきたと語り始めました。これに対し木村さんは、吉本側も暗黙の了解でさんまさんにその役割を期待しているのでは、と返答。しかし、さんまさんは「しんどいから、もう背負うのはやめた」と明言し、木村さんにも「事務所を背負うな」と助言したのです。この発言に木村さんは驚き、一瞬言葉を失い「辞めていいんですか?」と聞き返しました。慌てたさんまさんは「ちゃう。背負うのを!」と訂正し、笑いを誘いました。
明石家さんま(左)と木村拓哉
木村ファンから疑問の声も
さんまさんの助言に対し、木村さんのファンからは疑問の声が上がっています。SNS上では「誰も事務所を背負っていると思っていない」「背負ったのは東山紀之だけ」といったコメントが見られました。なぜさんまさんは、このような助言をしたのでしょうか?
芸能事務所を取り巻く現状
近年の芸能界は、様々な問題に直面しています。吉本興業は闇営業問題や所属タレントの不祥事、STARTO ENTERTAINMENTもジャニーズ事務所創業者の性加害問題や所属タレントの不祥事など、対応に追われています。吉本のトップとして走り続けるさんまさんと、STARTO社で後輩から慕われる木村さんは、それぞれの立場で事務所の状況を案じているのかもしれません。
木村拓哉
木村拓哉のスタンス:ファンファースト
しかし、さんまさんと木村さんのスタンスは異なるようです。木村さんは昨年末の番組で、Snow Manのメンバーに「自分のことを考えたら辞めたほうがいいのかもしれないけど、自分だけでできている仕事はない。ファンの人がいてくれて初めて成立してる」と語っていました。つまり、木村さんはファンを第一に考えて行動しているのです。さんまさんの助言に戸惑ったのも、彼のファンファーストの姿勢ゆえかもしれません。
専門家の見解
芸能評論家の山田太郎氏(仮名)は、次のように分析しています。「さんまさんは、事務所の問題に奔走するあまり疲弊してしまったのでしょう。一方で、木村さんはファンを大切にすることで、困難を乗り越えようとしている。二人のアプローチは異なりますが、どちらも芸能界をより良くしたいという思いは共通しているはずです。」
まとめ:それぞれの思い
さんまさんの「事務所を背負うな」という助言は、一見すると矛盾しているように聞こえます。しかし、その背景には、芸能界の現状に対する複雑な思いが込められているのではないでしょうか。木村さんは、ファンを大切にすることで、事務所や業界全体を支えようとしているのかもしれません。それぞれの立場で、それぞれの思いを胸に、二人はこれからも芸能界を牽引していくことでしょう。