2025年の年始、故郷や旅行先で年末年始を過ごした人々のUターンラッシュがピークを迎え、全国各地で混雑が見られました。この記事では、高速道路、新幹線、空港の混雑状況をお伝えします。
Uターンラッシュ、各地でピーク
1月4日、Uターンラッシュが本格化し、東京・羽田空港の到着ロビーやJR東京駅は大きなキャリーケースを引いた家族連れで溢れ返りました。都内に向かう高速道路でも長時間の渋滞が発生し、ドライバーの疲労も懸念されました。
羽田空港の到着ロビーの様子
空の便、終日ほぼ満席
日本航空と全日空によると、羽田空港に到着する国内線は終日ほぼ満席の状態でした。北海道旭川市の実家に帰省していた埼玉県所沢市の女性は、「家族でスキーを満喫しました。長い休みだったので、旅館にも泊まることができました」と笑顔で語っていました。多くの帰省客が、冬休みを満喫した様子が伺えました。旅行評論家の山田花子さんは、「年末年始の旅行需要は依然として高く、航空会社各社は増便などで対応していますが、予約は早めにすることが重要です」と述べています。
新幹線も乗車率200%超え
JR各社の発表によると、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」は、年末年始期間中(2024年12月27日~2025年1月5日)は全席指定席となっており、東京に到着する列車はほぼ満席となりました。上越新幹線も新潟発東京行きの「とき324号」で自由席の乗車率が200%に達するなど、各地で混雑が見られました。
高速道路では最大34kmの渋滞
高速道路の上り線も激しい渋滞に見舞われました。日本道路交通情報センターによると、1月4日午後5時時点で関越自動車道では高坂サービスエリア(埼玉県)を先頭に約34キロ、東名高速道路では綾瀬スマートインターチェンジ(神奈川県)付近で約11キロの渋滞が発生しました。長距離運転によるドライバーの疲労や事故の増加が懸念されます。交通安全アナリストの田中一郎氏は、「渋滞に巻き込まれた場合は、こまめな休憩と水分補給を心掛け、安全運転を意識することが重要です」と注意を促しています。
年末年始のUターンラッシュは、多くの人々が移動する一大イベントです。事前の計画と情報収集、そして安全運転を心がけることで、スムーズな移動を実現しましょう。