タイ・バンコクで発生したホテル火災で治療を受けていた日本人女性が、残念ながら亡くなられました。これにより、この火災による日本人犠牲者は2人となりました。
悲劇再び、日本人女性が帰らぬ人に
昨年末、バンコクのホテルで発生した火災で重傷を負い、懸命の治療が続けられていた30代の日本人女性が、1月5日に息を引き取りました。タイ警察当局が6日に発表した情報によると、死因は煙を吸い込んだことによる窒息死とみられています。女性は30代の日本人男性と共に同じ部屋に宿泊しており、男性は1日に既に亡くなっています。今回の訃報により、この火災による日本人犠牲者は2人となりました。
ホテル火災の様子
出火原因の究明進む、警察が捜査継続
現在、タイ警察は火災の原因究明に全力を注いでいます。火元の特定や延焼経路など、詳細な調査が進められています。火災発生時の状況や建物の安全管理体制なども含め、多角的な視点から原因を解明していく方針です。「ホテル火災安全対策専門家」(仮名)によると、ホテル火災の原因は電気系統のトラブルや放火など様々ですが、近年では宿泊客による不注意も増加傾向にあると指摘しています。今回の火災についても、あらゆる可能性を視野に入れて捜査が進められる見通しです。
火災現場
在タイ日本大使館が情報収集、支援体制強化
在タイ日本大使館は、今回の事件を受けて情報収集に努めており、遺族への支援を継続しています。また、タイ当局と緊密に連携を取りながら、事件の真相究明と再発防止策の検討を進めています。海外旅行の安全確保は重要な課題であり、大使館は引き続き邦人保護に全力を尽くすとしています。
海外旅行の安全対策、改めて意識を
今回の痛ましい事故は、海外旅行における安全対策の重要性を改めて私たちに突きつけています。宿泊施設を選ぶ際には、火災報知器やスプリンクラーの設置状況、避難経路の確認など、安全面に配慮することが不可欠です。「旅行安全アドバイザー」(仮名)は、海外旅行保険への加入や緊急連絡先の確認、現地情報の収集なども重要だと強調しています。楽しい旅行を安全に過ごすためにも、事前の準備と心構えを怠らないようにしましょう。