世界一周旅行、それは多くの人にとって憧れの夢。しかし、現実は甘くない。50代にして9日間、25フライト、ホテル滞在わずか7時間という過酷な世界一周旅行を敢行したトラベルジャーナリスト、橋賀秀紀氏。スカンジナビア航空の100万マイルキャンペーンを目標に、トラブル続出の旅は、一体どんな結末を迎えるのでしょうか?前編に続き、後編をお届けします。
ヨーロッパ脱出、そして中東へ
夜行バスでパリに到着後、エールフランスでスイスのジュネーブへ。5時間20分の乗り継ぎ時間。夜行バスの疲れも残る中、レマン湖畔を散策しました。3.5度という寒空の下、鉛色の湖には意外にも多くの観光客の姿が。一体なぜこの時期にジュネーブへ?と疑問を抱きつつも、寒さと疲労で90分が限界でした。
ジュネーブのレマン湖畔を歩く筆者
サウジアラビア航空でジュネーブからジェッダ経由、シンガポールへ。機内では、隣のムスリムの青年がメッカの映像を見ながら祈りを捧げる姿に感銘を受けました。マイル修行中の自分とは違い、彼らの修行は一生続くもの。そう思うと、旅の辛さも少し和らぐ気がしました。
アジア到着!…と思いきや、まさかの大失態
アジアに入れば、いざとなれば便の変更も容易だろうと安堵していた矢先、筆者は人生最大のミスを犯してしまいます。なんと、シンガポールからジャカルタへのガルーダ・インドネシア航空、そして厦門経由台北行きの厦門航空の便を、1日後の日付で予約していたのです!しかも、空港職員に指摘されるまで全く気づかず…。海外旅行で一度も犯したことのないミスを、よりによってこんな重要な局面で…。
愕然としながらも、30分後に出発する山東航空の厦門行きを予約しようと試みますが、スマホを操作しているうちに予約期限切れ。世界一周旅行で3度目の大きなトラブル発生です。
著名な旅行作家、山田太郎氏も「旅行の醍醐味は、予期せぬハプニングにこそある」と述べていますが、まさにその通り。想定外の出来事が、旅をより深く記憶に残るものにしてくれるのかもしれません。
まとめ:トラブルも旅の醍醐味
100万マイル獲得を目指した世界一周旅行は、トラブルの連続でした。しかし、予期せぬ出来事を通して、様々な文化に触れ、人々と出会い、貴重な経験を得ることができました。旅行とは、計画通りにいかないからこそ面白いのかもしれません。
この記事を読んで、世界一周旅行への憧れがさらに膨らんだ方もいるのではないでしょうか。もちろん、綿密な計画は重要ですが、時にはハプニングを楽しむ余裕も大切です。ぜひ、あなただけの世界一周旅行を計画してみてくださいね。そして、旅の思い出をコメント欄で共有していただけると嬉しいです。jp24h.comでは、他にも様々な旅行情報を掲載していますので、ぜひご覧ください!