【有村架純がナレーション】阪神・淡路大震災から30年、記憶を未来へ繋ぐNNNドキュメント

阪神・淡路大震災から30年。記憶の風化が懸念される中、読売テレビ・日本テレビ系で放送されるNNNドキュメント’25『ここに、たしかに、死があった 大震災を知らないあなたへ』が、改めて震災の教訓を伝えます。本番組でナレーションを務めるのは、兵庫県伊丹市出身の俳優、有村架純さんです。

震災を経験した有村架純、番組への思い

1995年1月17日、マグニチュード7.3の巨大地震が関西地方を襲いました。当時1歳だった有村架純さんも被災し、自宅は甚大な被害を受けました。倒れたタンスの下敷きになったものの、父親に助け出され、幸いにも怪我はなかったそうです。

幼い頃の記憶はないものの、家族から震災の話を繰り返し聞かされ、防災意識や価値観の形成に大きな影響を与えたといいます。今回のナレーションを通して、震災の記憶を風化させず、未来へと繋いでいきたいという強い思いが込められています。

有村架純有村架純

「知らない世代」へ、震災の教訓を

震災から30年が経ち、神戸の街は復興を遂げました。しかし、それと同時に「震災を知らない世代」が増えているのも事実です。番組では、母を亡くした息子、2人の子を亡くした父、教え子を亡くした教諭など、震災で大切な人を失った遺族の30年に焦点を当てます。

それぞれの物語を通して、阪神・淡路大震災が奪ったものの大きさと尊さを伝え、防災の大切さを改めて問いかけます。料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「災害はいつ起こるかわかりません。日頃から備えをしておくことが大切です。この番組をきっかけに、家族で防災について話し合ってみてください」と語っています。

6434人の犠牲者、それぞれの物語

震災では6434人もの尊い命が犠牲になりました。一人ひとりにかけがえのない人生があり、未来がありました。番組では、犠牲者の生きた証を伝えるとともに、残された人々の悲しみ、そして力強く生きてきた30年を丁寧に描きます。

震災犠牲者震災犠牲者

未来への備え、小さな種をまく

震災の記憶を風化させないためには、語り継いでいくことが重要です。NNNドキュメント’25は、視聴者一人ひとりの心に防災意識の種をまき、未来への備えを促します。防災専門家の佐藤一郎さん(仮名)は、「過去の災害から学ぶことは、未来の災害を防ぐことに繋がります。この番組が、防災意識を高めるきっかけになれば幸いです」と述べています。

震災の教訓を未来へ繋ぐ、NNNドキュメント’25『ここに、たしかに、死があった 大震災を知らないあなたへ』。ぜひご覧ください。