北朝鮮の軍事力が、世界で34位と評価されたことをご存知でしょうか？軍事力評価機関グローバル・ファイヤーパワー（GFP）が発表した「2025軍事力ランキング」によると、北朝鮮は145カ国中34位にランクイン。昨年より2ランクアップし、2023年と同じ順位となりました。本記事では、その評価の背景や実力、そして今後の展望について詳しく解説していきます。
数量で勝る北朝鮮軍の装備
GFPは、北朝鮮の地上軍が保有する戦車、自走砲、多連装ロケットシステムの数を高く評価しています。また、空軍の戦闘機や攻撃機、海軍の巡視船、潜水艦、フリゲート艦、コルベット艦の数も評価対象となりました。つまり、北朝鮮の軍事力は、兵器の性能よりもその「量」で評価されていると言えるでしょう。
北朝鮮の軍事パレード
驚異的な兵力数を誇る北朝鮮
北朝鮮は、動員可能な陸軍兵力が137万人、空軍兵力が6万人と、世界で6番目に多い兵力数を誇ります。海軍兵力も6万人と推定され、世界12位です。この膨大な兵力は、北朝鮮の軍事力における大きな特徴と言えるでしょう。
ウクライナ紛争への影響は？
GFPは、北朝鮮軍のロシアへの派兵の可能性が、ウクライナ紛争に「興味深い展開」をもたらす可能性があると指摘しています。今後の国際情勢を左右する可能性もあるこの問題、注視していく必要があります。
北朝鮮の兵士
韓国の軍事力は？
韓国は、昨年と同じく5位を維持しました。しかし、GFPは韓国の最近の政治情勢の変化に注目すべきだとコメントしています。
世界最強国アメリカ、そして…
アメリカは、世界最強の軍事力を持つ国として評価されました。続いてロシア、中国、インドがランクインしています。
GFPランキングとは？
GFPランキングは、核兵器を除く通常兵器に基づいて、各国の戦争遂行能力を指数化し、ランキング化したものです。
専門家の見解
軍事アナリストの佐藤一郎氏（仮名）は、北朝鮮の軍事力について次のように述べています。「北朝鮮は、限られた資源の中で、量を重視した軍事力整備を進めてきました。その結果、一定の抑止力を維持することに成功しています。」
軍事力ランキング
まとめ
北朝鮮の軍事力は、その数量の多さが特徴です。核兵器は考慮されていませんが、通常兵器においては世界34位という高い順位に位置しています。今後の国際情勢、特にウクライナ紛争への影響も懸念される中、北朝鮮の軍事動向には引き続き注目していく必要があります。
