【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する2度目の拘束令状執行を巡り、大統領公邸の警備を担う陸軍首都防衛司令部の第55警備団が14日、令状執行のために高位公職者犯罪捜査処(公捜処)や警察庁国家捜査本部、国防部の捜査官らが公邸敷地内に入ることを認めた。公捜処が同日明らかにした。
令状執行のための立ち入り許可を求める公文書に対し、許可するとの返信があったという。
第55警備団は関連法に基づいて大統領警護処に配属され、警護処の指揮下に置かれ、公邸を囲むフェンス周辺の警備を担当する。
公捜処や警察などからなる合同捜査本部は3日に拘束令状の執行を試みたが、これを阻もうとする大統領警護処側と長時間のにらみ合いとなり、執行を中止して撤収した。このときの令状執行阻止に第55警備団が動員された。
公邸立ち入りが許可されたため、早ければ15日未明と予想される2回目の令状執行が容易になったと見る向きもある。
ただ、大統領警護処が大統領警護法に基づき、警護区域である大統領公邸への進入を許可しない可能性が高いため、2回目の令状執行が成功するかは不透明だ。
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