御嶽山、噴火警戒レベル2へ引き上げ!火山性地震増加で予断許さず

御嶽山の噴火警戒レベルが2に引き上げられました。火山性地震の増加を受け、気象庁は警戒を強めています。過去の噴火災害を踏まえ、今後の動向に注目が集まっています。

火山性地震が増加傾向、最新情報と今後の見通し

昨年12月頃から山頂付近を震源とする火山性地震が発生していましたが、今年1月14日以降、その回数は増加傾向にあります。14日は19回、15日は5回、16日は27回、そして17日は午後3時までの速報値で10回を観測。気象庁は16日午後10時、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。

御嶽山、噴火警戒レベル「2」に引き上げられた様子(17日、メ~テレヘリから)御嶽山、噴火警戒レベル「2」に引き上げられた様子(17日、メ~テレヘリから)

火口からおおむね1kmの範囲では、噴火の影響を受ける可能性があるとして、気象庁は警戒を呼びかけています。岐阜県下呂市なども、火口からおおむね1kmの範囲を立ち入り規制区域に指定しました。 火山活動の専門家である、架空大学火山学研究所の山田一郎教授は、「火山性地震の増加は、マグマの活動活発化を示唆している可能性がある。今後の推移を注意深く見守る必要がある」と指摘しています。

過去の噴火災害を教訓に、万全の備えを

2014年9月、御嶽山では噴火が発生し、58人が死亡、5人が行方不明となる大惨事となりました。この悲劇を繰り返さないためにも、登山者や周辺住民は、最新の情報に注意し、適切な行動をとることが重要です。

御嶽山の火山性地震(速報値)の日回数御嶽山の火山性地震(速報値)の日回数

気象庁は18日午後4時ごろ、新しい情報を発表する予定です。 登山ガイドの経験を持つ佐藤花子さん(仮名)は、「登山計画を立てる際は、噴火警戒レベルだけでなく、気象情報や火山ガスの状況も確認することが重要です。また、万が一の事態に備えて、非常食や防寒具などの準備も怠らないようにしましょう」とアドバイスしています。

引き続き警戒が必要、最新情報に注意を

御嶽山の火山活動は予断を許さない状況です。気象庁や自治体からの発表など、最新の情報に常に注意し、安全確保を最優先に行動しましょう。 jp24h.comでは、引き続き最新情報をお届けしていきます。