北海道の雄大な自然に囲まれたルスツリゾート。近年、アジアを中心とした海外からの旅行者に人気のスキーリゾートとして注目を集めています。この記事では、ルスツリゾートの魅力、ゲレンデ情報、そしてニセコとの比較など、実際に訪れたjp24h.com編集部の体験をもとに詳しくご紹介します。
ルスツリゾートの魅力:パウダースノーと国際色豊かな雰囲気
ルスツリゾートの魅力は、なんといっても質の高いパウダースノー。広大なゲレンデは、初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースが揃っています。ウエスト、イースト、イゾラの3つのエリアに分かれており、それぞれ異なる景色と滑走体験を提供しています。特に新雪が降った後のイースト・イゾラエリアは、まさにスキーヤー・スノーボーダーの楽園です。
ルスツリゾートのゲレンデ
さらに、国際色豊かな雰囲気もルスツリゾートの特徴です。レストランでは英語での案内が基本となっており、アジア系観光客が多く見られます。シンガポール在住10年以上のjp24h.com編集者は、シングリッシュをよく耳にしたと言います。まるで海外にいるかのような異文化体験も、ルスツリゾートの魅力と言えるでしょう。
ルスツ vs ニセコ:アジア系観光客に人気の理由
ルスツとニセコ、どちらも北海道を代表するスキーリゾートですが、近年、ルスツがアジア系観光客に人気を集めているのには理由があります。ニセコは欧米系の観光客が多く、高級リゾートとしてのイメージが強い一方、ルスツは比較的リーズナブルな価格設定で、初心者向けの緩斜面も充実しています。
ルスツスキー場
スキー・スノーボード初心者にとって、安心して練習できる環境が整っていることは大きなメリットです。実際にゲレンデでは、ハの字でゆっくり滑るスキーヤーや座り込んでいるスノーボーダーなど、多くのビギナーを見かけました。
ゲレンデ内のレストラン事情
ゲレンデ内のレストランの価格設定も、ルスツがニセコに比べてリーズナブルです。ニセコではランチが2000~3000円程度するのに対し、ルスツでは平均1500円前後で食事を楽しむことができます。この価格差も、アジア系観光客にとって魅力的なポイントと言えるでしょう。「北海道スキー観光情報センター」の佐藤氏も、「ルスツは価格競争力においてニセコより優位に立っている」と分析しています。
ルスツリゾートの課題:夕方3時以降の混雑
広大なゲレンデと国際色豊かな雰囲気で人気を集めるルスツリゾートですが、課題もあります。それは、夕方3時以降の混雑です。イースト・イゾラエリアには隣接する宿泊施設がないため、この時間帯になるとスキーヤー・スノーボーダーが一斉にウェスティン方面に戻るため、特定のリフトに長蛇の列ができます。
ルスツの景色
この混雑は、スキーヤー・スノーボーダーにとって大きなストレスとなる可能性があります。「リゾート開発コンサルタント」の田中氏は、「ルスツリゾートは今後の発展のためにも、イースト・イゾラエリアへのアクセス改善を検討する必要がある」と指摘しています。
ルスツリゾートは、パウダースノー、国際色豊かな雰囲気、そしてリーズナブルな価格設定で、アジア系観光客を中心に人気を集めています。今後の更なる発展に期待が高まります。