山梨県大蔵経寺山、山林火災4日目も延焼続く – 乾燥注意報発令中

甲府市と笛吹市にまたがる大蔵経寺山(標高715メートル)で発生した山林火災は、18日の発生から4日目となる21日も鎮火に至らず、消火活動が続けられています。乾燥した空気が火災の拡大を助長する中、長崎幸太郎山梨県知事は現場を視察し、県民に改めて注意を呼びかけました。

山梨県大蔵経寺山の山火事、発生から4日目も鎮火せず

18日午後1時15分頃、笛吹市春日居町鎮目の山林から火煙が上がっていると119番通報がありました。出火原因は現在調査中ですが、現場の乾燥した空気が火の勢いを加速させ、瞬く間に広範囲に延焼しました。地元消防に加え、災害派遣要請を受けた自衛隊も消火活動に当たっていますが、鎮火の目途は立っていません。幸いにも、今のところ人的被害や建物への延焼は確認されていません。

山梨県大蔵経寺山の山火事の様子山梨県大蔵経寺山の山火事の様子

長崎知事、現場視察後「極度の乾燥に警戒を」

火災発生から4日目となる21日、長崎幸太郎山梨県知事は現場を視察し、消火活動の状況を確認しました。視察後に行われた記者会見で、長崎知事は「現在、山梨県内は空気が非常に乾燥しており、山火事が発生しやすい状況だ」と述べ、県民に対し火の取り扱いに十分注意するよう改めて呼びかけました。 山梨県内では、大蔵経寺山の火災以外にも、小規模な山火事が複数発生しているとの報告もあり、県は警戒を強めています。

専門家の見解:乾燥対策の重要性

山火事の専門家である東京消防庁OBの山田太郎氏(仮名)は、「乾燥した空気は火災の発生と拡大を助長する大きな要因となる。特に、枯れ草や落ち葉などが堆積している場所は非常に危険だ」と指摘します。 山田氏はさらに、「山火事を防ぐためには、火の取り扱いに細心の注意を払うことはもちろん、周辺の乾燥した vegetation を除去するなど、事前の対策が重要だ」と強調しています。

今後の見通しと県民への呼びかけ

今後の天候によっては、鎮火までさらに時間を要する可能性も懸念されています。山梨県は、引き続き自衛隊と連携し、消火活動に全力を挙げる方針です。県民各位におかれましては、火の取り扱いにはくれぐれもご注意いただき、安全確保に努めてください。

参考資料

  • 山梨県消防防災課

山梨県の大蔵経寺山の山火事は、乾燥した空気と強風の影響で延焼が続いています。一日も早い鎮火を願うとともに、改めて火災予防の重要性を認識する必要があります。