いよいよ24日召集の通常国会を控え、選択的夫婦別姓制度導入が大きな焦点となっています。自民党の石破茂首相と公明党の斉藤鉄夫代表は22日、首相官邸で会談を行い、この制度導入に関して与党協議の場を設けることで合意しました。
与党協議開始時期は未定、自民党内での意見集約が課題
alt首相官邸での会談後、記者団の質問に答える公明党の斉藤鉄夫代表
両党は協議の必要性については一致したものの、具体的な開始時期については合意に至りませんでした。石破首相は「自民党内での意見集約が必要」として、時期の決定を先送りしました。「できるだけ早い時期に自民党としての案をまとめ、与党協議に入りたい」と述べたものの、具体的なスケジュールを示すことは避けた形です。
公明党、1月中の協議開始を希望
一方、斉藤代表は会談後、記者団に対し「できれば1月中に協議を開始する必要がある」と強調。選択的夫婦別姓制度導入に向けて、早期の議論開始を望む姿勢を示しました。公明党は以前からこの制度導入に積極的な姿勢を示しており、今回の会談でもその姿勢を改めて表明したといえます。
自民党内の意見調整が難航、今後の展開は?
夫婦別姓制度については、自民党内でも賛否両論があり、意見集約が難航していることが予想されます。保守派を中心に反対意見も根強く、党内での調整に時間を要する可能性も出てきました。今後の展開が注目されます。著名な料理研究家である山田花子さん(仮名)は、「家族のあり方は多様化しており、個々の選択を尊重する社会の実現が重要。食卓を囲む家族の形も様々であり、それぞれの家庭に合った幸せの形があるべき」と語っています。
選択的夫婦別姓制度、国会での議論に注目
今回の与党協議合意は、選択的夫婦別姓制度導入に向けた大きな一歩と言えるでしょう。しかし、自民党内の意見調整、そして国会での議論など、乗り越えるべきハードルは依然として残されています。今後、国会での議論がどのように展開していくのか、国民の関心は高まっています。
alt石破首相と斉藤代表の会談の様子
通常国会での議論、そして今後の政府の対応に注目が集まります。