韓国で最新の世論調査が行われ、弾劾審判の渦中にある尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の支持率が40%を超えていることが明らかになりました。同時に、与党・国民の力の支持率も最大野党・共に民主党を上回っており、韓国政界の動向に注目が集まっています。
世論調査結果:国民の力、共に民主党をリード
リサーチミンがニューデイリーの依頼で実施した最新の世論調査によると、国民の力の支持率は46.7%、共に民主党の支持率は36.8%と、国民の力が9.9ポイントの差をつけてリードしています。この差は誤差の範囲を超えており、国民の力優勢の状況が鮮明になっています。祖国革新党、改革新党、進歩党がそれに続きます。
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国民の力は、共に民主党の牙城とされる光州市・全羅南道・全北特別自治道地域を除くすべての地域でリード、あるいは誤差範囲内の接戦となっています。首都圏を含む主要都市圏でも国民の力が優勢を保っている点は注目に値します。政治アナリストのキム・ヨンチョル氏は、「国民の力はこの勢いを維持できれば、次期選挙で有利な立場に立つことができるだろう」と分析しています。
尹大統領、支持率40%台を維持
弾劾審判という厳しい状況下にあるにもかかわらず、尹大統領の支持率は40%を超えています。支持率は46.9%、不支持率は50.8%という結果でした。年齢別に見ると、40代を除くすべての年代で支持率が40%を超えており、特に高齢層からの支持が高いことが伺えます。地域別でも、光州市・全羅南道・全北特別自治道地域を除くすべての地域で40%を超える支持率を記録しています。
弾劾への賛否は拮抗
尹大統領の弾劾については、賛成が50.8%、反対が45.9%と拮抗した状況です。今後の審判の行方次第で、支持率にも大きな影響が出ると予想されます。
今後の韓国政界の展望
今回の世論調査結果は、韓国政界の今後の行方を占う上で重要な指標となります。国民の力と尹大統領は、この勢いを維持できるかが焦点となるでしょう。一方、共に民主党は支持率回復に向けた戦略を練り直す必要に迫られています。今後の政治動向から目が離せません。