フジテレビが27日午後4時から、中居正広氏の女性トラブルと、同局の対応が問題視されている件について、2回目の会見を行った。港浩一社長、嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、金光修フジ・メディアHD社長の4人が出席した。
会見はオープン形式で報道陣400人超が参加した。冒頭でフジ側の港浩一社長、嘉納修治会長の謝罪・説明や、現状の状況説明が行われた後に、質疑応答に入った。
司会者が被害女性をはじめ個人のプライバシーに配慮した発言を双方に求めた。
最初の質問で、取材側が、中居氏と被害女性が会食した場でトラブルが発生したと伝えられていることについて質問が飛び、これに司会者が、「個人特定につながる」可能性を指摘して制した。
さらに取材側が、「これは文春にも掲載されてる」として、週刊文春の報道で名前が出ている女性アナウンサーの実名を挙げて質問し、司会者が「個人特定につながることは」と指摘し、取材者が「質問できないじゃないですか」と抗議する一幕もあった。
港社長は「女性と中居氏の関係性については仕事上で面識があった。そして、事案が起きて、相談をしたのではなくて、様子がおかしいのでこちらの社員がこえをかけたのが発端になる」と述べた。
会見のテレビ中継・ネット配信はプライバシー侵害などに配慮し、各社が必要な編集を行ったうえで最低10分遅れでの放送・配信のルールで行われた。