フジ会見で質問に立ったフジ記者は「報道局幹部で日枝久相談役の元秘書」だった 会見を見た社員たちの“本音”を聞く


世間を納得させるには「ああやるしかなかった」

「まさに焼け野原です。壮大な放送事故が起きましたので…」(社員A)

 確かに、例によって東京新聞の望月衣塑子記者が暴れ出す、見当違いの質問を続けてマイクを離さないYouTuber、自分の身の上話を延々と語り始めるフリー記者、その一部始終が数分遅れながらも生放送された。

 静止画面しか公表されず「ボラギノール会見」とも揶揄された最初の会見から一転、無制限フルオープンにした手法について「失敗」との評価が世間から漏れ伝わるが、

「社内ではそういう声は出ていません。仕方がなかったという意見が大勢です。ここまで行き着いた以上、恥をかこうが全てを曝け出すしかなかった。そうしないと世間は納得しないでしょう」(同)

「あの顔つき、目つきはなんなんだ!」

「もちろん同情する声なんか一言も出ていませんよ。もっと詰められて苦しんでくれ、とみんな思っていました」(社員B)

 辞任を発表した港浩一フジテレビ社長に対しては一際辛辣だ。

「いちいち『アー、ウー』言いながら、ぐだぐだ要領を得ない回答をする。こんな爺さんがよく社長を務められていたと絶望的な気持ちになりました。あの場では港さんが元責任者としてすべての質問にきちんと答えられなければいけないのに全く機能していなかった」(社員B)

「他のお偉方はサポートに回るのが本来の役割。ただ、港さんが頼りなさ過ぎたから結局、遠藤龍之介副会長がマイクを握らなければならなくなった。遠藤さんが、中居正広氏サイドは“同意があった”と主張していると取れるような踏み込んだ発言をしながら後に撤回して一時紛糾する事態に陥りましたが、社員の多くは遠藤さんに同情的でした」(社員C)

 同様に非難が集中したのは金光修フジ・メディア・ホールディングス社長だ。

「あの顔つき、目つき。謝罪する側の姿勢としてあり得ないでしょう」(社員A)

「態度が悪い。座り方も。受け答えも喧嘩越しになっていましたよね。情けない…」(社員B)



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