韓国・釜山で離陸準備中の旅客機火災 176人脱出、3人軽傷


 エアプサンは韓国の格安航空会社(LCC)。聯合ニュースは、駐機場で旅客機から炎が上がる様子を伝えた。乗客169人と乗員7人は、緊急脱出用のシューターを滑り降りて退避した。負傷者3人はこの際に手足の打撲などのけがをして病院に搬送された。いずれも命に別条はないという。国土交通省は事故原因などを調べるため、調査官を現地に派遣した。

 火災は尾翼付近で起き、その後、機体の前方まで広がった。消防が消火活動に当たり、発生から約1時間15分後に鎮火した。機体は半焼した。

 韓国は旧正月の連休中で、旅行者が多かったとみられる。国土交通省によると、中国人や米国人など外国人22人も搭乗していたが、日本人は含まれていないという。

 韓国では昨年12月29日、南西部の務安(ムアン)国際空港で済州(チェジュ)航空の旅客機(乗員・乗客181人)が滑走路外の外壁に激突し、炎上する事故が発生。179人が死亡した。【ソウル福岡静哉】



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