開局以来最大の危機にあるフジテレビ。すでに多くの1月期連続ドラマが放送中だが、そのドラマを巡っても“崩壊”の危機が迫っているようだ——。
■【画像】中居正広、女性とのトラブルが起きた時期に収録現場でみせていた”破顔”
1月27日夕方、フジテレビは、2024年末に報じられた中居正広(52)の女性トラブル騒動に幹部社員が関与していたと報じられた件(同局は幹部社員のトラブルがあった食事会への関与を否定)、被害女性の対応などを巡っての“やり直し会見”を行なった。会見に先立ち、フジテレビの嘉納修治会長と港浩一社長の辞任が明らかとなり、新社長にはフジ・メディア・ホールディングス専務取締役の清水賢治氏が就任することが発表された。午後4時から始まった会見は10時間以上にも及び、終了したのは午前2時20分すぎだった——。
「問題が拡大化していくなか、フジテレビではまず1月17日に港社長の記者会見が開かれましたが、限定されたメディアだけが参加する閉鎖的な会見だったうえ、港社長が“回答を差し控える”を連発したことから、火に油を注ぐ結果に。この日を境に、CM撤退ドミノが発生しました」(ワイドショー関係者)
現在、フジテレビでのCM放映を差し止めている企業は80社近くに上ると見られ、フジの番組のほとんどのCMが「ACジャパン」の広告に差し替えられているという異常事態となっている。
「そして、港氏たちフジの上層部は、信頼回復を期して27日の会見に臨んだわけですが、“フジサンケイグループのドン”として知られる日枝久相談役(87)の責任論が曖昧のまま終わったことも大きく、スポンサー企業からの同社への厳しい見方は継続しているようです。
そんな状況下で心配される問題のひとつが、今後の番組制作費。バラエティ番組ももちろんですが、特に大きな影響を受けると言われているのがドラマです。フジテレビでは1週間のうち金曜日と日曜日以外は連続ドラマが放送されていますが、それらへの影響は避けられません」(前同)
25年1月期、フジテレビ系で放送されている連続ドラマは以下の7本。
【月曜日】
・清野菜名(30)主演 『119エマージェンシーコール』(夜9時〜)
・板垣李光人(22)、Hey!Say!JUMP・中島裕翔(31)主演 『秘密〜THE TOPSECRET〜』(夜10時〜)
【火曜日】
・波瑠(33)主演 『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』(夜9時〜)
・King&Prince・永瀬廉(26)主演 『御曹司に恋はムズすぎる』(夜11時〜)
【水曜日】
・上川隆也(59)主演 『問題物件』(夜10時〜)
【木曜日】
・香取慎吾(47)主演 『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(夜10時〜)
【土曜日】
・大地真央(68)主演 『最高のオバハン中島ハルコ〜マダム・イン・ちょこっとだけバンコク〜』(夜11時40分〜)
制作会社関係者は言う。
「今、特に心配されているのは、1月27日の2度目の記者会見が中継が深夜におよんだことで、第3話が放送延期となった月9ドラマ『エマージェンシーコール』の打ち切り危機ですね。人命救助をテーマとしたドラマとして面白いだけに、《フジのゴタゴタで中途半端な放映にならないでほしい》など応援の声は少なからずあるのですが……」(同)