フジテレビが1月27日に開催した10時間半に及ぶ記者会見。中居正広氏と芸能関係者X子さんとの間のトラブルに関するこの会見は、437人ものメディア関係者が集まり、大きな注目を集めました。港社長をはじめとするフジテレビ幹部は、「女性のプライバシー保護を優先していた」と説明し、事件後も中居氏が出演する『まつもtoなかい』を継続した理由について「臆測を呼ぶことを避けたいという考えがあった」と述べました。
X子さん、フジテレビの見解に反論
しかし、この会見の翌日、X子さんは親しい友人に胸中を吐露しました。「私の話を聞くことなく、中居氏の主張だけを信じてきたのに、今になってプライバシー保護を理由に番組を継続したと言われても納得できない」と、フジテレビの見解に真っ向から反論しました。X子さんにとって、10時間半もの長時間にわたる会見は、自身の訴えが軽視されたと感じられる結果となってしまったようです。
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週刊文春が15ページにわたり特集
この問題について、週刊文春は1月29日配信の電子版および30日発売号で15ページにわたる特集を組みました。X子さんの会見に対する思いや、日枝久氏が築き上げてきたフジサンケイグループの権力構造、そして江川紹子氏をはじめとする識者のコメントなど、多角的な視点からこの問題を掘り下げています。
専門家の見解
メディア論に詳しいA大学教授(仮名)は、「今回のフジテレビの対応は、企業としての危機管理の観点からも疑問が残る。真摯に被害者と向き合い、透明性の高い情報公開を行うことが、信頼回復への第一歩となるはずだ」と指摘しています。また、芸能ジャーナリストのB氏(仮名)は、「X子さんの声に耳を傾け、公正な調査を行うことが不可欠だ。そうでなければ、芸能界におけるハラスメント問題の解決は遠のくばかりだ」と警鐘を鳴らしています。
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真相究明への道のりは険しい
X子さんの反論を受け、フジテレビの対応の是非をめぐる議論はさらに激化することが予想されます。真相究明への道のりはまだ険しく、今後の展開に注目が集まります。