元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が、自身のX(旧Twitter)で、フリーアナウンサーの笠井信輔氏との間で勃発した論争について改めて言及し、波紋を広げている。事の発端は、堀江貴文氏のYouTubeチャンネルに出演した長谷川氏が、フジテレビ在籍時代に笠井氏らに“上納”があったかのような発言をしたこと。これに対し、笠井氏は自身のSNSで「今回取り上げられたようなことはなかった」と否定し、長谷川氏の記憶違いを指摘した。
長谷川氏、日記の存在を主張し反論
長谷川氏は笠井氏の反論に対し、「イヤイヤイヤ（笑）」と一笑に付し、16歳から毎日欠かさず日記をつけており、フジテレビアナウンス室時代にもつけていたため、当時の出来事も克明に記録されていると主張。具体的な内容の公開は避けつつも、「やった方ってこんなに忘れてる」と笠井氏の記憶の曖昧さを皮肉った。
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さらに、長谷川氏は、当時の出来事を妻も鮮明に覚えており、とくダネ！のディレクターにも話していたと証言。「忘れてらっしゃるのは笠井さんと恭子さんの方ですよー。エレベーターの3階から1階まで、今でも僕は思い出せます（笑）」と、自信たっぷりに断言した。 テレビ業界に詳しいメディアコンサルタントのA氏(仮名)は、「当事者間での記憶の食い違いはよくあること。客観的な証拠がない限り、真相解明は難しい」と指摘する。
“お台場人間”として過去のフジテレビの文化に言及
長谷川氏は自身を「お台場人間」と称し、過去のフジテレビの文化について言及。「僕らみんな『加害者』なんじゃないか」と自省の念を示しつつも、セクハラや行き過ぎた言動を笑いに変えてしまうような当時の明るさや素直さを否定するつもりはないと述べた。一方で、時代の変化に伴い、そうした“ノリ”が犠牲者を生んでしまった可能性にも言及し、複雑な心境を吐露した。
時代の変化と企業文化の変容
B大学社会学部教授(仮名)は、「企業文化は時代の変化とともに変容していくもの。かつては許容されていた行為が、現代社会では問題視されるケースは少なくない。重要なのは、過去の過ちから学び、より良い職場環境を構築していくことだ」と語る。
長谷川氏の真意とは？
長谷川氏は、今回の告発は「同罪を背負ってる人間」として、過去のフジテレビのテイストを残しながら行っていると説明。自身の発言が、少しでも会社での行動を変えるきっかけになればと考えているようだ。
長谷川氏の真意はどこにあるのか、今後の動向に注目が集まる。 記憶の食い違い、過去の企業文化への言及など、今回の騒動は様々な論点を投げかけている。
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