台湾の女優、バービー・スー(徐熙媛)さんが48歳という若さでこの世を去り、台湾芸能界に大きな衝撃が走っています。明るい笑顔と飾らない性格で「大S」の愛称で親しまれたスーさん。この記事では、彼女の輝かしい経歴と、突然の訃報に寄せられた多くの著名人からの追悼メッセージをご紹介します。
多彩な才能で輝きを放ったスーさんの軌跡
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17歳で妹の小S(徐熙娣)さんとアイドルデュオ「S.O.S」としてデビュー。代表曲「十分鐘的恋愛」は一世を風靡し、瞬く間にスターダムにのし上がりました。その後は、バラエティ番組の司会者としても才能を発揮。愛らしい容姿とは裏腹な、歯に衣着せぬ発言で人気を博し、唯一無二の存在感を確立しました。
女優として数々のヒット作に出演
女優としての活動も目覚ましいものがありました。日本でも大人気の漫画「花より男子」を原作とした台湾ドラマ「流星花園」では、ヒロインの牧野つくし役を好演。その自然体で等身大の演技は多くの視聴者の心を掴み、社会現象を巻き起こしました。「戦神〜Mars〜」、「ホントの恋の*見つけかた」、「泡沫の夏」など、数々の話題作に出演し、その演技力は高く評価されました。映画「シルク」でのミステリアスな役柄も記憶に新しいところです。
波乱万丈の私生活と突然の別れ
2010年には中国の実業家、汪小菲さんと結婚し、二人の子供を授かりました。しかし、2021年に離婚。そして2022年3月、韓国の人気グループ「CLON」のメンバー、ク・ジュンヨプさんとの電撃結婚を発表し、世間を驚かせました。20年以上前に交際していた二人を再び結びつけたのは、なんと当時と同じ電話番号を使い続けていたスーさんだったという、まるでドラマのようなラブストーリーも大きな話題となりました。
そんなスーさんが、春節の家族旅行で訪れた日本でインフルエンザに感染し、肺炎を併発。帰らぬ人となってしまいました。享年48歳。あまりにも突然の訃報に、悲しみの声が広がっています。
著名人からの追悼メッセージ
妹の小Sさんは、「この人生で彼女と姉妹になれたことに感謝します。互いに支え合い、寄り添ってきました。永遠に感謝し、懐かしみます。どうぞ安らかに。永遠に愛しています」と、深い悲しみと愛情を込めたメッセージを発表しました。
「流星花園」で共演したジェリー・イェンさんは、自身のインスタグラムにスーさんとの思い出の写真を投稿。「若かりし頃に幸せな思い出を与えてくれてありがとう。決してあなたを忘れません」と追悼の意を表しました。
同じく共演経験のあるショウ・ルオさんは、インスタグラムのストーリーズに「一路好走(どうぞ安らかに)」と投稿。リン・チーリンさんも、「彼女があの世で安らかに、心配も恐れもなく眠れますように」とコメントを寄せました。
心に残るスーさんの笑顔
スーさんの突然の訃報は、多くのファンに深い悲しみを与えました。しかし、彼女の残した数々の作品や、明るい笑顔は、これからも私たちの心の中で生き続けていくことでしょう。ご冥福をお祈りいたします。