ロイター通信によると、ウクライナ東部ドネツク州ドブロピリアで16日午後5時過ぎ、ショッピングセンターや住宅などがロシア軍の誘導滑空爆弾による攻撃を受け、2人が死亡、27人が負傷した。米国のトランプ大統領は14日、ロシアが50日間で停戦に応じなければ厳しい関税を課すと表明したが、その効果も見えず、露側の攻撃は続いている。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は16日のビデオ演説で、買い物客でにぎわう時間帯の攻撃について、「ロシアによる恐ろしいテロだ」と非難した。オンラインに投稿された動画では、周辺が炎上する様子が映し出されている。ドブロピリアは3月も攻撃対象となっており、11人が死亡している。
ロシアは大規模な無人機攻撃も継続している。ウクライナ空軍によると、露軍は15日夜から16日にかけて、無人機400機などで東部ハルキウや中南部クリビー・リフのエネルギー施設などを攻撃し、少なくとも15人が負傷した。