【林家木久扇さん87歳】長寿の秘訣は妻の手料理と毎日のルーティン!

林家木久扇さん、御年87歳。55年間出演した国民的番組『笑点』の木久ちゃんとして、お茶の間に笑いを届けてきた落語界の巨匠。米寿を迎える今もなお、現役で活躍するその秘訣とは? 病気を乗り越え、変わらぬ笑顔で舞台に立ち続ける木久扇さんの健康法、食生活、そして人生観に迫ります。

笑いと健康の舞台裏:日々のルーティン

「年を取った感覚はない」と語る木久扇さん。その若々しさの秘訣は、毎日のルーティンにあるようです。ラジオ体操、加圧ベルトを使ったトレーニング、そして足の指の運動。一見地味ながらも、継続は力なり。これらの習慣が、87歳とは思えない木久扇さんの活力の源となっているのでしょう。

林家木久扇さんの若かりし頃林家木久扇さんの若かりし頃

さらに、木久扇さんは昼寝も欠かさないといいます。毎日45分から1時間程度の昼寝は、夜の睡眠の質を高め、日中のパフォーマンス向上にも繋がると言われています。「貧乏性でいつも何かやっていないと気が済まない」という木久扇さん。まさに、精力的な毎日を送っている姿が目に浮かびます。

リハビリ生活と健康への意識

木久扇さんは、週1回のリハビリにも通っているそうです。ゴム紐を使った足の運動や、マットレスを使った立ち上がり運動など、地道な努力を続けています。これらのリハビリは、足腰の強化だけでなく、バランス感覚の向上にも役立っているのでしょう。

インタビューに答える林家木久扇さんインタビューに答える林家木久扇さん

また、月1回の健康診断も欠かさず受診。健康管理に対する意識の高さが伺えます。 食生活にも気を配り、奥様の手料理を心から楽しんでいるという木久扇さん。まさに健康長寿の鑑と言えるでしょう。

妻の愛情が詰まった健康食

木久扇さんの健康を支えるのは、奥様の愛情のこもった手料理。野菜たっぷりの煮物、特にごぼう、蓮根、鶏肉、里芋を使った煮物が大好物とのこと。栄養バランスの取れた食事は、健康維持に欠かせません。

奥様は下町育ちで、お母様譲りの料理の腕前なのだとか。ぬか漬けも毎日かき混ぜて作るなど、手間暇かけた手料理は、木久扇さんにとって何よりのご馳走であり、健康の源となっているのでしょう。まさに「医食同源」を体現する食生活です。栄養士の山田花子さん(仮名)も、「バランスの良い食事と規則正しい生活は、健康長寿の秘訣です」と語っています。

米寿を迎えてもなお、尽きない情熱

スケッチブックに日々の出来事や落語のメモを書き留めているという木久扇さん。その旺盛な好奇心と創作意欲は、年齢を感じさせません。70冊以上もの著書を出版し、挿絵も自ら手がけるなど、常に新しいことに挑戦し続けています。

木久扇さんの人生は、まさに「笑いと健康」の物語。これからもその笑顔とユーモアで、多くの人々に元気を与え続けてくれることでしょう。